麻から綿に代わった17世紀後半ころ

綿(コットン)の原産は古代インド、綿花の栽培方法がアラビア商人によって西に、イタリアなどを経由してヨーロッパの東西に広がりました。
日本では、木綿は応仁の乱から戦国時代にかけて各地で栽培が始まったのですが、江戸時代に一大発展を遂げたのです。
ここで民衆の材料は麻から木綿へ。
綿が麻に代わる素材になったのには、いくつか理由があり、着心地の良さ・染色のしやすさなどがある。
中でも加工性が段違いに優れていたため。
製品化する為に生産性の高さはかなり重要なポイントだったわけです。
リネンスーツとコットンスーツではそれぞれ良さがありますし、仕立てて着て確かめてもらうのが1番でしょうか