産業革命とキングコットンとインダス文明

コットンは私たちの生活に欠かせない素材になりました。
スーツ発祥の地であるイギリスでは、1870年代に綿輸入国から一気に世界最大の輸出国になっていきました。
そう産業革命です。
アメリカではその辺りから19世紀中ごろまで綿花生産がアメリカ合衆国南部の経済基盤となっていて、キングコットンと呼ばれていた。
そしてコットン(綿)を語る上で欠かせない国がインドですね。
世界最古の綿布はインダス文明最大の都市遺跡であるモヘンジョダロ遺跡から出土されていて、この木綿はアフリカ起源だと分かっています。
インダス川流域の木綿産業はかなり発展していて、紡績などの技法は比較的最近までインドで使われていたようです。
コットンを世界規模でみるとなかなか面白い。