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コットンスーツといえばベージュだ

コットンと言われてまず思い浮かぶのがベージュ色だと思います。
王道ですし、どんな色とも相性の良いベージュはコーディネートしやすく、使い勝手が抜群!
明るいベージュや濃いベージュや少し黄色味かかったベージュなど、色の幅が広く、選択肢も多い。
英国ホーランド&シェリーのコットンコレクションバンチには、カラーバリエーション豊富で是非一度みてほしい。
ジャケパンが浸透してきて、カジュアルっぽい装いも増えてきた方もいらっしゃるでしょう。
コットンで仕立てたジャケットやスラックスは重宝すること間違いなし!
着こなし次第でプライベートからビジネスシーンまで活躍するコットンスーツを是非クローゼットに1着。

ヨーロッパ不思議がられたコットン

春夏の装いとして人気の高い綿スーツですが、どこかイタリアっぽいイメージがあります。
まだコットンというものが世界的に普及していなかった頃。
気候の涼しいヨーロッパでは綿は育ちにくいのでギリシアでは「インドには羊毛が生える木がある」なんて事まで言われたいたんです。
それくらい珍しいモノだったようです、
アラブ商人なそが綿製品や栽培方法をイタリアなどに伝えたら、たちまちヨーロッパ人の憧れとなった。
17世紀くらいにイギリス東インド会社が綿織物を輸入して、綿の素晴らしさが確実なものとなってからは
それを大量に確保するための色んな策略をしたんだとか。

万能なコットン素材

コットンは見た目やカジュアルぽさから春夏の休日みたいなイメージを持っている方は多いと思います。
ですが綿スーツは春夏にも秋冬にも使える、使い勝手のよい素材。
繊維の構造に秘密があるのです。
中が空洞になっていて、空気が存在していて、この空気は熱が伝わりにくいんですね。
ですから外気に左右されにくく、快適さを保ってくれるわけです。
冬の場合は、体温を外に逃がしにくくなっています。
春夏であれば麻と混紡された素材で、秋冬でればモールスキンのような少し厚手の素材がオススメです。

そうだコットンを知ろう!

だんだんと暖かくなってきて桜も散り始めて葉桜に。
ここのところ昼はそこそこ暖かいのですが、夜は肌寒くて
寒暖差があって着るものも困ってしまったのも思い出しました。
春夏の装いとしてコットンスーツなんて如何でしょうか?
天然繊維ですから肌への刺激が少なくて、そして吸湿性が高い。
たくさん水分を吸うので、染色性に優れていて、コットンには様々なカラーバリエーションがあるんです。
例えば、ラルスミアーニやハリソンズ・オブ・エジンバラ
そういったサンプルブックを手に取って見ていただければ、その意味が分かるかと思います。

春夏の装いにコットンスーツを

春にはコットンスーツで見た目も着心地もスッキリ涼しげに見せたいですよね。
汗をかくことが多くなってくるので、吸湿性の高い綿がオススメなんです。
ジャケパン人気が高まっているので、ジャケット単品でもスーツでもカジュアル・ビジネスと使えますし使い勝手がよい。
冬は暗いダークな色が好まれがちですので、コットンの発色のいい生地はとても気分を変えるのにも効果があります。
ストレッチ素材が混紡されたコットンもありますし、色のバリエーションは本当に豊富です。
シーズン毎に新色が入荷されるので、微妙な色違いまで揃えることが可能。
オンオフ使える綿スーツをぜひ!

「休日にコットンスーツ」が似合う大人に

休日にスリーピースを着てどこかお洒落なバーにでも繰り出したい。
コットンスーツをさらりと着こなし、ネクタイを締めスエードの靴で颯爽と歩きたい。
コットンスーツを愛してやまないイタリア人、なんとイタリアはワインの生産量が世界一なのです。
休日にコットンスーツを着用してバーに出かけイタリアワインを嗜む、そんな優雅な日をイメージする。
栽培されている品種が多いからそれだけ味のバリエーションが豊富。
イタリアでは水より安いと言われている程に日常的に飲むモノで1リットルが150円で買えるんです。
1リットルが150円ですよ?
コットンで仕立てたスリーピースを着てイタリアンワインを飲む、映画のワンシーンでありますね。

コットンスーツで装いをカジュアルに

みなさんはコットンというと どのようなイメージをお持ちでしょうか?
実は紀元前2000年頃から既にインドなどで使われていて、14世紀にヨーロッパに広がっていった素材なのです。
絹同様に大変貴重な物として取り扱いをされていましたし、インド綿はヨーロッパの人たちにはとても有名でありました。
18世紀には新しい技術が開発されて、大量栽培のようなことが可能になり、生産コストがかなり下がりました。
そんなコットンは吸湿性や染色性に優れています。
色鮮やかなで発色が綺麗でコットンスーツだけでなく、単品のジャケットやスラックスにも人気です。
ポリウレタンを混紡して伸縮性のあるストレッチコットンも魅力的。
これからの時期でも着用できるモールスキンといった少し厚手のコットンもございます。

イタリア人はコットンスーツが好き

イタリアでは多くの人が好んで着用しています。
夏でも比較的過ごしやすいイギリス人がバカンスを楽しむ為のリゾートウェアとして広まっていきました。
そんな様子を見ていてイタリア人は英国の文化などそんなものは関係なく、コットンスーツを普段着とか街着として着用するようになりました。
温暖な気候とのんびりとした国民性が綿の持つカジュアルっぽさ柔らかな雰囲気や飾らない感じが合ったのでしょう。
気候風土はそれぞれ生産している生地にも表れていて
よく言われるのがイギリス製は目付けがしっかりと生地にハリコシがあり、イタリア製は柔らかでしなやかな印象。
イギリスは硬水・イタリアは軟水といった違いからも生地の雰囲気が異なっています。

デニムとコットンの関係性

デニムの似合う美脚に憧れを持つ人たちは多いだろう。
そんなデニム製品の元となっているコットンは4000年以上も前から栽培され人類に影響を与えてきた。
中国、インド、アメリカ、パキスタン、ブラジルなどが主な生産国となっていて、乾燥地帯で良く栽培されています。
雨水を利用した栽培ができるので、そういった便利なシステムをもっていない地上国でも栽培ができる。
一口にコットンといっても綿の長さで種類が別れ、製品の用途によって使い分けています。
なかでもコットンスーツは紳士服やオーダースーツでも人気のアイテムで、春夏の装いとして活躍しています。
色が豊富でハッキリとした発色をしているので、ステージ衣装なんかを仕立てる方もいらっしゃいます。

コットンスーツは英国人のリゾートウエアとして

紳士服のルーツは英国でありブリティッシュスタイルですが、コットンスーツも英国が植民地を統治する為に作られたものです。
夏でも比較的涼しいので、温かい土地太陽を求めて、南欧に長期滞在する人たちが多かった。
そのような人たちの為にコットンスーツがリゾートウエアとして広がりを見せた。
こういった事情から、英国人は普段着としてコットンスーツを着ることをTPOに反すると認識していたようです。
そのなかでイタリア人がリゾート地でコットンスーツを着るイギリス人を見て、憧れを抱き、機能性に惚れ、イタリアの街着にしたのです。
英国のコットンスーツに対する認識なんてお構いなしに。
イギリスよりも南にあり温暖だったこともあって、気候風土にぴったり合っていたのでしょう。
洋画でスーツに注目しながら観るのもなかなか面白いと思っているのですが「ナポリ湾」や「太陽の下の18才」なんかがオススメですね。