日本で麻と品質表示できるのはラミーとリネンだけ

この季節になってくると麻製品が様々なショップで見かけるようになりますね。
麻素材と呼ばれるモノには「ヘンプ」「ジュート」「ラミー」「リネン」とあるのですが、日本で”麻”と品質表示できるのは「ラミー」と「リネン」です。
大まかに言うとラミーは光沢感があり、リネンはマットな感じ。
リネンはスパンで糸が紡績されることが多く糸を分解するのが難しいので、それが生地の耐久性に繋がります。
歴史を辿るとリネンは上流階級を中心に4000年程前からヨーロッパで使われ、ラミーは6000年程前から日本やアジア諸国で使われていました。
ラミーで作られる近江上布や八重山上布は伝統工芸品として指定されていて、その品質の高さは素晴らしい!
丈夫で吸湿性に優れ防カビ・臭いがこもりにくい麻繊維、日本にピッタリな繊維・生地だと思います。

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