リネンの原料、フラックスの主要産出国

盛夏に大人気のリネン素材のスーツ、このリネンはフラックスという草から採れる麻の繊維です。
6月に1週間程しか花が咲かないとても儚い。
ロシアが最もフラックスを作っているのですが、効率や質を考慮すると、フレンチリネン(フランス)が代表的になっています。
その他にベルギーやオランダで栽培されています。
リネン素材は国際的に分業体制が整っていて、最高品質と言われるアイルランドのアイリッシュ・リネンも
フランスのフラックス畑で収穫されたモノをベルギーで繊維に加工している。
そんな良質なフラックス畑を持つフランスも、製品作りまで関わる産業は少なく、ベルギーやイタリアで行われているのです。
ちなみにリネンは農作物。
1回収穫すると土に栄養が無くなり痩せてしまうので、別の作物を育て地力が回復するのを暫く待つ必要があります。
こんなフラックスから生まれるリネン、そしてリネンスーツなのです!

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