江戸時代以前は1年中、麻素材が大活躍

実は麻(リネン)は一年中通して着ることが出来る素材で江戸時代に木綿が入ってくるまでは一般の人々の衣服の原材料となっていました。
麻=夏専用のようなイメージになったのは着物文化の影響だと言われています。
麻素材の着物は夏専用だからです。
夏に最大の魅力を発揮するのは間違いありませんが、それだけではないのです。
傷みに強く繊維の中に含まれる空気が多く冬でも暖かいなど実際は年中通して着用可能な素材なのです。
ただ真冬に麻はちょっと抵抗があるし、日本の美しい四季を意識するのはお洒落にとって大事です。
そこでブレンド素材(混紡素材)です。
リネン×ウールのように何か足されることで秋冬でも違和感なく着用できる素材になります。
ウールが入る事によって麻のサラサラした感じがなくなり、秋冬でも抵抗がなくなると思います。
混紡素材のリネンジャケットは大変使い勝手が良く便利なのです。

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