古代エジプトとリネン

麻の季節がやってこようとしていますが、古代エジプトではミイラの身体を巻くのに使われていたほど歴史は古い。
長い年月が経っているのにもかかわらず、現代で発見されても、そのまま綺麗な状態なのでとても丈夫な布であり、
ミイラの保存状態が良いので、肌との相性が合っているとも言えます。
こういわれると何か怖いイメージとなってしましますが…
古代エジプトにおいて布を巻いて保存されるいわゆるミイラ化される人は非常に地位の高い人物でした。
ですからリネンは神聖であり富の証とされていました。
こういった貴族は保存されることで、来世も生きることを約束されていた訳です。
偉い方たち以外は砂漠に掘られた穴に埋められ、簡素な供え物が置かれるだけ。

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