リネンとのつながり

リネン・麻の歴史は古い。洗濯に強く、洗えば洗うほど柔らかく着心地が良くなるリネンの特徴は、有名なところではイタリア麻服地アンジェリコ、ホーランド&シェリーなどオーダーメイドの服地として用いられるリネンスーツなどに最適の素材とされるほか、多くの生活の場に密着する天然素材です。
亜麻でできた糸のことをライン(Line)といい、Linenを語源にもつ丈夫な麻糸のこと。リネンはラテン語で亜麻を意味する「Linum」を語源としており、麻糸、線のイメージは「Air Line」航空路につながります。
また、古来より洗うほどに柔らかく、雑菌を抑える抗菌効果、カビの繁殖をも阻むリネンは、肌着としても多く用いられ、ランジェリーがフランス語のランジェ(Linge)を語源とするのにも、この肌着の材料がリネンであることによります。正確にはランジェリーは、フランス語でいうリネンの婦人用肌着のこと。
また、麻布に亜麻仁油を主原料とする床材、リノリウム(Linoleum)も、スーツ、ジャケット、リネンパンツなどとその分類がはなれるところですが、リネンを主原料とする共通項でつながりを持ちます。

オーダースーツ Pitty Savile Row

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