リネンを改めて知る

総称して呼ばれていますが「麻」と「リネン」と「リンネル」は同じようで別物です。
リネンやリンネルは亜麻を表し、麻は植物繊維の総称で、そこにはリネンやラミーやジュートやヘンプなそ他の繊維も含まれています。
約8000年も前から使用されている最古の繊維で、主な生産地はフランスやロシアなど比較的寒い地域で育ちます。
日本ではどうかというと、江戸時代には種を薬に、明治から昭和にかけて繊維に使うために栽培されていました。
だんだんと発達してきて、化学繊維が台頭してくると1960年代の半ばに需要が減ってしまいます。
とはいっても最古の天然繊維は素晴らしい特徴を持っているのも事実です。
コットンの約2倍・ウールの約4倍の強度を持ち、さらに水を吸うと増します。
吸湿性や発散性も他と比べて優れています。

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