ネイビーのリネンジャケットでクールビズ

オーソドックスなジャケパンスタイルのアイテムとして、紺ブレがあります。紺ブレは紺のブレザー、ネイビーブレザーのことで、その昔ジャケット&スラックスでジャケスラなどといった頃からお育ちの良いトラディショナルスタイルを好む方には、必須のアイテム。ブリティッシュトラディショナルでも、アメリカントラディショナルでも、紺のブレザーを商品群に置かない店舗はありません。
紺ブレは用いられる素材も豊富で、フラノハリスツイードなどを代表とするざっくり感のあるツイードで作られたものもあり、もっとビジネスライクなものなら、ウール地はサージにはじまりサージに終わると言われるほどお仕事用スーツにはポピュラーな梳毛糸(ウーステッド)を綾目に織ったサージを使って作られた紺ブレもあります。
クールビズ傾向のここ数年には、この紺ブレを天然素材のリネンやコットンなどで仕立てるということも多く、特に吸湿性の高いリネンジャケットは、お仕事用向きな濃紺(ネイビー)や黒、グレーという色使いが好まれています。
お仕事用ということで、夏に涼しい快適さを求められるネイビーのリネンジャケットですが、正直なところ、提唱クールビズ以降ドレスコード崩れっぱなしな、いまどきのお仕事現場では、少しだけくだけたディテールデザインを取り入れても良さそうな・・という気がします。お台場仕立て袖本開きは比較的人気もあり知名度もあるオーダースーツならではのディテールオプションなので、ここはより開放的に涼しさを取りれたい、袖を少しフレアというのがおススメです。袖口巾を通常より1.5cm程度広くするセミフレアと、2cm程度とする袖フレア。夏のおシャレ度がアップしたリネンスーツ、ジャケットが仕上がります。
オーダースーツ Pitty Savile Row

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