麻・リネン

リネン・麻スーツ、リネン・麻ジャケット、リネン・麻パンツについて
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日本で麻と品質表示できるのはラミーとリネンだけ

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この季節になってくると麻製品が様々なショップで見かけるようになりますね。
麻素材と呼ばれるモノには「ヘンプ」「ジュート」「ラミー」「リネン」とあるのですが、日本で”麻”と品質表示できるのは「ラミー」と「リネン」です。
大まかに言うとラミーは光沢感があり、リネンはマットな感じ。
リネンはスパンで糸が紡績されることが多く糸を分解するのが難しいので、それが生地の耐久性に繋がります。
歴史を辿るとリネンは上流階級を中心に4000年程前からヨーロッパで使われ、ラミーは6000年程前から日本やアジア諸国で使われていました。
ラミーで作られる近江上布や八重山上布は伝統工芸品として指定されていて、その品質の高さは素晴らしい!
丈夫で吸湿性に優れ防カビ・臭いがこもりにくい麻繊維、日本にピッタリな繊維・生地だと思います。

リネンとラミーの違いとは

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春夏になると麻製品を良く目にすると思いますが、厳密に言うとリネン=麻ではないのです。
リネンとはアマ科の一年草であるアマという植物の茎から作られる繊維の事なのですが、
日本語では植物の茎から採れるの繊維をまとめて麻と読んでいます。
しかし、どの植物を原料にしているかによってヘンプ、ジュート、ラミー、ケナフなど別のモノになりますし、
日本の品質表示で「麻」と表記出来るのはリネンとラミーの2種類だけなのです。
ラミーの原料は高温多湿な東南アジアなどで栽培される多年草、リネンの原料は比較的涼しい北ヨーロッパなどで栽培される1年草なので同じ「麻」でも対照的ですね。
生産条件が厳しいと言われるリネンですが、リネンに素晴らしい魅力があるからこそ長い間使われて愛されているのでしょう。

水撚りリネンでジャケットを仕立てる

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水撚りとは糸をねじり合わせる時、糸を水の中に通した後にねじり合わせる方法です。
水に通す工程があるので水撚りと言います。
こうする事で綿糸は糸が強くなり撚りやすく、表面の細く柔らかい毛が伏せるので、なめらかな糸に仕上がります。
生糸は水の中に通す事で撚り戻りを防ぐ事が出来て、強い撚りを掛ける事が出来ます
そして撚りの強い糸はよこ糸に使われます。
水撚り加工をして作られた水撚りリネンは、通常のリネンでは得られない柔らかさや伸縮性、ドレープ性・膨らみやシャリ感があります。
また水を含んで膨らむので生地の丈夫さが増し、綺麗な糸になり通気性が増します。
リネンは特性上、水撚り加工できない素材とされてきたが、水の中で撚りを掛ける特殊な技法が出来る技法が生み出されました。
自然な伸縮が生まれ、ある方の話によれば、ジャージの素材と間違えてしまう程だそうです。
そしてシワになり難い。
あくまでもリネン素材なのでシワになってしまうのですが、一般的なリネンと比べたら格が違います。
伸縮性に優れているので、着用していてストレスを感じる事はありません。
リネンの清涼感に、伸縮性が加わって盛夏を快適にお過ごし出来ると思います。
水撚りリネンの軽量裏地で仕立てたジャケットなんて、真夏にピッタリだと思いますね。
今まで感じた事のない清涼感を味わえるのではないでしょうか。

夏用のジャケットやワンピースはヨーロッパリネン・フレンチリネンで仕立てる

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一口に麻言っても20以上の種類があるんです
リネン、ラミー、ヘンプ、ケナフ、ジュート、アバカ、サイザルなどなど
前半の2種類は良く衣類に利用されています
繊維が強い、シャリシャリ感があり通気性が良い、吸熱、発散性に優れる、上品な光沢などなど
あまり知られていない特徴が混紡性に優れているという事
他の繊維と一緒に織り交ぜても麻の特性は失われずに、むしろ違う繊維と混ざる事で新しい風合いが生まれ広い用途に使われています
リネンの中でもフランス北部で栽培された麻は上質でフレンチリネンと呼ばれています
フランス北部は涼しい気候と豊富な水に恵まれていて最上級のリネン栽培に適しているのです
ベルギーやオランダも品質の良いリネンを栽培していてヨーロッパリネンと言われフレンチリネン同様に質が良く有名です
また質の良いリネンを生産するにはかなり高度な紡績技術や経験が求められ微妙な温度や湿度の管理、染色技術も非常に難しいと言われています
長い歴史と伝統に裏打ちされら技術がフランス北部やヨーロッパの諸地域にはあるのでしょう
最上級のリネンは長く着る程にくったく柔らかく肌に馴染んでいるのが良さであります
これから暑くなる時期を快適に過ごす為のアイテム、キチンとした時もカジュアルな的にも決められる
1枚持っていると便利なジャケットです
CELC(ヨーロッパリネン連盟)という機関がある
欧州のリネンの生産や工程全ての過程の業者を集めたヨーロッパ唯一の農産業組織です
高品質なヨーロッパリネン製品に与えられる唯一の称号がマスター・オブ・リネンです
こういった組織がある事によってフレンチリネン、ヨーロッパリネンの質の高いリネンが生産されるんですね

太陽のにおいのするリネン、メルソレア

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今年はエルニーニョ現象の影響ということで、5年ぶりの冷夏予想が出てますね。オーダースーツ店的には、とても朗報で、こういったお話が5月6月に出てくると、やはりスラックスだけで生活するよりは、一枚なにか羽織るものが必要ということにお客様の考えは向くのではないかと期待してしまいます。
英国の老舗服地マーチャント、ハリソンズ オブ エジンバラのリネン服地、メルソレアは、「メル=ビーチ」「ソル=太陽」「エア=空気」という夏らしい用語を由来とする造語なのですが、これからの日本の夏シーズンにもぴったりな、太陽のにおいのするリネン服地。
いわゆる高級リネンの代名詞ともされるアイリッシュリネンのため、目付けは比較的重めでしっかりめ。リネンは間違いなく夏イメージの服地ですが、これだけしっかりとした生地なら、1年の半分程度は着用できそうです。
無地系を中心に、あとはヘリンボーン柄でしょうか。無地も色柄も、天然素材リネン独特の風合いを楽しめます。アンジェリコリネンなどイタリア製リネンには服地ブランドのテイストや、イタリア服地そのものがもつ発色の良さや、薄手生地という特徴があり、ジャケット、スーツを仕立てる際にリネン生地を選ぶ際のひとつの目安。クールビズの傾向もあり、リネンも薄いばかりというよりは、メルソレアなどアイリッシュリネン系のしっかりめの服地のほうが、近頃向きのような気もします。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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安すぎたリネンジャケット

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リネン・麻といっても多くの種類があります。衣服用に用いられるものだけでも、一般にリネンと言われる亜麻(リネン)と芋麻(ラミー)。亜麻の繊維には短い・柔らかい・細いという特徴があり、同じ衣類用の麻でも、芋麻(ラミー)には、長い・太い・硬いという性質があります。この芋麻の硬い性質は、天然繊維の中で最も強いものといわれています。
仕上がり感は、これら繊維の性質を反映し、亜麻(リネン)には、ソフトでしなやか、芋麻(ラミー)にはシャリ感がありコシがあり、ジャケットやスーツとした時のその風合いもまた素材から楽しめるのがリネン・オーダージャケットの良いところかも知れません。
リネンというだけで夏限定のぜいたくなイメージがあり、いわゆる衣料品店の店頭などに定価¥3000のリネンジャケット。値段には驚きますが、そのデザインは決して悪いものではなく、ジャケットの腰ポケットに付けられたフタの形も、少し細めの巾とされており、全体にタイトフィットなシルエットも、在庫整理の目玉商品とは思えません。
手にとってみて、少しうなずけたのがそのリネン生地の硬さ・・というところでしょうか。ハリとかコシという種類のものではなく、バリバリ感のあるもの。色も良く、価格も手ごろなこの麻は、おそらく麻縄や工事材料とされることもある、マニラ麻やサイザル麻などを用い、丁寧に作られたものなのでは・・という印象のもの。
中高生の頃に着ていた麻は、こんな感触のものであったことを思い出しました。

アイリッシュリネン

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アイルランドで作られた亜麻を原料とした繊維を使って織られた織物を「アイリッシュリネン」といい、その光沢感と手ざわりの柔らかさから、リネンの中でも世界で最高の品質と評価されているもの。
西暦1500年代の宗教革命の頃、ベルギー北部フランダース地方のリネン生産に関わる技術者が、多くアイルランドに移り住んだことからアイリッシュリネンの歴史は始まります。
リネンは通気が良く、湿気を調整してくれる夏の快適素材。また、カビや雑菌の増殖を抑える効果は、昔からリネンがキッチンまわりで用いられていることが、その効果の高さを証明しています。
夏シーズンには、快適なリネンスーツ。オッドパンツとして仕立てるオーダーパンツなら、あまりタイトでなく少しゆったりめに風通しを良くしたリネンパンツ
パンツがダーク調なら、選ぶリネンジャケットの色は、明るめ無地やストライプ柄など、リネン特有の色の風合いも楽しげです。

現在のアイリッシュリネンは、亜麻の生産から始まる製品としてのリネン製造工程のうち、織り上げるという工程のみが行われており、フラックスといわれるリネンの生産段階でいえば草の状態の栽培は、主に農業大国フランスに、その紡績はベルギーで行われています。

アメリカ南北戦争時、自国生産が滞ってしまったコットンの代わりに輸入されたことで、その品質の高さが世界的に認められたアイリッシュリネン。厳密な意味で、当時の100%アイルランド産、アイリッシュリネンとは若干製造の過程が異なってはいますが、現在に引き継がれた伝統と技術は間違いなく世界最高レベルのものとして、英国王室御用達となるスペンスブライソンを筆頭とした、「アイリッシュリネンギルド」のメーカーが高い品質のアイリッシュリネンを世界に送り出しています。

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麻にはいくつかの種類があり、オーダーで仕立てられるリネンスーツリネンジャケットリネンパンツに用いられるリネンはこの麻の1種類である亜麻(リネン)で作られたもの。麻には亜麻(リネン)のほか、苧麻(ちょま・ラミー)やサイザル麻、黄麻(ジュート)、マニラ麻、ニュージーランド麻など多くの種類があるが、主に衣料用として使われているのは、亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)の2種類のみ。
麻は染色が難しく、合繊などでその風合いなどが再現されるようになってからは、サイザル麻、黄麻、マニラ麻などは、敷物、ロープほか資材用に用いられることが多い。

リネンスーツ、リネンジャケット、リネンパンツなど衣服に最も多く用いられている亜麻(リネン)は、西洋の麻とも言われているもので、その性質は繊維が細く強い、若干黄味がかった薄い茶色。夏用の衣類としての快適さの条件となる吸水性、放湿性、発散性に優れているため、そのソフトで柔らかな風合いは清涼感がある。この亜麻は原料段階のものをフレックス、製品となったものをリネンと呼び区別される。

リネンほどではないが、夏用ジャケットなどに用いられることがある苧麻(ラミー)は、イラクサ科の多年草で、自生もし栽培もされるもので、茎の皮の繊維から麻布が作られる。苧麻で作られた製品名には、越後縮、薩摩上布などが上げられる。

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