要尺が悩ましいツイードジャケットにおなじみのパッチポケット

ハリスツイードなどのツイードジャケットでなくとも、カジュアルらしい雰囲気を出したいジャケットのポケットには、ビジネススーツっぽい胸ポケットハコ、腰ポケットフタ付きポケットに対して、圧倒的に人気があるのがこのパッチポケット。いわゆる貼り付けられたポケットという意味でパッチポケットと言われるのですが、切り込みを入れ中側に袋布が付けられる一般のフタ付きポケットに対して、外側に貼り付けられるという意味で、アウトポケットともいわれるもの。
本来のお仕事用として使われていた作業用、労働用アイテムとしては、道具入れなどの目的からフタがついて釦止めだったり、アコーディオンポケットのように脇・下にマチが付いており、前面にはプリーツを入れたりしてより多くのものを便利に入れることができるようになっているタイプもあるのだと思いますが、現在着用されるカントリーツイードのジャケットはなーんちゃってのため、ポケットに物を入れることはまずなく、多くのファッション誌やファッションサイトでも、アウトポケットに物を入れることはシルエットが崩れてしまうことになるため、おススメできないとしています。
オーダースーツショップ的には、このアウトポケット。とても生地の要尺が必要になるので悩ましいところなのです。あのポケットの形を見ていただくとご理解いただけると思うのですが、なかなかの大きさです。切りポケットだと、フタ程度のところが・・というところですね。。また、ハリスツイードをはじめ、カントリーツイードのジャケット用生地価格は、なかなか高価なもの。頭が痛いところです。

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