ハリスツイードと並んびツイードの代表格、その名もMOON

ツイード素材の代表的なブランドとしてハリスツイードはご存知かと思います。
忘れてはいけないのはMOONです。
ハリス同様、英国のブランドになります。
フレッドペリーなどコラボレーションしたり、日本の有名デザイナーとコラボを成功させています。
ツイードジャケットだけではなく、ツイードパンツやツイードベストを揃えたスリーピースも良い。
東京ではツイードランという、自転車とツイード素材が合わさったイベントが毎年開催されています。
なんともイギリスらしいお洒落な雰囲気が漂っている写真を見つけた事がありますよ。

イギリスで生まれたカントリージャケット

ここ最近になって一段と寒さが増してきたような気がします。
どこかのブランドショップで購入したベージュや黒のコートも良いですが
ツイードのスーツやコートやロングジャケットもなかなかお洒落ですよね。
ツイードジャケットのルーツを辿っていくと英国のカントリージャケットに由来していて
農家や漁師など防寒できる作業着として機能して、やがて英国貴族の乗馬や狩猟といったスポーツに発展していきました。
そういった名残に肩や肘には共生地やエクセーヌなどで付けられたパッチがあり、とても人気の高いデザインとなっています。
また色柄も様々で、英国的なタータンチェックやグレンチェックなども魅力の1つです。

雨風を凌ぐ防寒着、ツイードジャケット

スコットランド北西部にあるスカイ島やヘブリディーズ島のガイドブックには「1日に四季がある」と書かれている。
快晴だと思ってお出かけしたら、その一時間後には雨に濡れる。
なんてことはよくあることなんだとか。
そんな荒天で輝くのはハリスツイードで仕立てたジャケットであろうと想像できる。
アウター・ヘブリディーズ諸島で糸が紡がれて、染色され、手織りされたものだけが「ハリスツイード」と認められるのである。
ちなみに、スコットランドには100箇所くらいの蒸留所があって、島物として愛されています。
香りなどのクセが強くて、愛好家もいる。
ツイードのジャケットを身に纏いながら、島物を嗜むのはなんかいいですよね。

ツイードと自転車が合わさった行事

自転車で通学している学生をみると自分の学生時代を思い出して、40分近くを漕いでたんだと驚きます。
今そんなことをしたら連日筋肉痛で授業どころか朝ベッドから起きられるかも不安ですよ。
ロードバイクなんかもよく見かけますよね。
一時期、自転車にハマろうと思って色々調べていたら、どうやらツイードランという変わった行事が毎年開催されているのを知った。
ざっくりいうと、ツイードのスーツを着用して自転車で街を楽しく走るというもの。
昨年は10月21日に都内で開催され、はじまりは2009年のロンドンで。
ニューヨークやフィレンツェやシドニーなど世界各国で開催。
欧米の街並みを自転車を漕ぎながら眺めるなんて、なんかお洒落チックですよね。
海外に旅行にいった際には、自転車で街々を散策するのも、良い。

いまこそツイードが活躍する時期

ここのところ暖冬だ暖冬だと言われていますが、でもやはり寒い季節に変わりはありませんね
ここでハリスツイードの上着などが活躍してくれます。
ツイードのような織りはとても魅力的で愛用者も多い。
ただツイードそのものの由来なんかは、意外と分からなかったりするし、そういった知識はなかなか得られない。
もともとはtweelと呼ばれていました。日本語にすると綾織になりますが、ツイードと呼ばれるようになったのは
請求書に間違えて書かれてしまったからだそです。
歴史を辿ってみるとこのようなパターンは多いですよね。
ツイード側付近の地域で作られていたので、そのように間違えてしまったみたい。
そして英国貴族に広まっていき、現在に至っているわけです。

色柄を添えてくれるツイード製品たち

スコットランドのタータンチェックは何処でも見かけるようになり、お洒落アイテムとして世界に日本に浸透している。
有名デパートである伊勢丹の紙袋もタータンですよね?
やっぱりあの袋ってなんか目を引きますし魅力的でお洒落感が漂っています。
タータンが特別なチェック柄なのは、スコットランド政府にはスコットランド・タータン登記所という機関があって
法律で整えられていて、全て管理されている織物だからです。
ひとくちにタータンといってもデザインによって分類に分けられ、それぞれ意味が異なっているのです。
地域に関係を持ったものをディストリクト・タータンと呼ばれ、スコットランド以外の国や都市などが公式タータンを持っている場合もあります。
このところ暖冬と言われていますが、やはりそろそろ全国的にツイードのスーツが活躍するのではないでしょうか

エディンバラで見かけるハリスツイードの製品達

スコットランドに行きたい!!!
美しい街並みの中を歩いてハリー・ポッターの世界観に近づきたいと思っていて、そんな中で小説を読みたい。
どこを切り取っても絵画の一部になりそうで、カメラを持参して撮影もしてみたい。
スコッチウイスキーを嗜んでみたい。
そしてスコットランドといえばあの織り物が有名ですよね?
そうです、ハリスツイードです。
エディンバラではそういったハリスツイードのジャケットや小物が多く見られるそうなので、是非みてみたい!
海外ならではの雑貨屋さんもいいですよね。
街灯で照らされた建造物を見ながらバーにいって、いい感じにお酒が入った状態で、また街灯で照らされた建物をみる。
そんな1日を過ごしたいですね…。

ツイード素材の柄はお洒落なものばかり

アクションプリーツや背ベルトが付いたノーフォークジャケットな格好がいい。
ツイードはいろんな色柄があってファッション欲が刺激されます。
ヘリンボーン、タータンチェック、ガンクラブチェックなど。
意外と知られていなのは、ガンクラブチェックがアメリカの狩猟クラブである「アメリカン・ガンクラブ」に採用したことから、その名が付いた。
もともとはイギリスで狩猟をする時などに用いられた伝統的な柄。
ですからガンクラブチェックで作られたジャケットにガンパッチを付けるデザインは見た目的にも機能的にも由来的にも抜群な相性なのです。
特別な素材感からファンも多く、ヴィンテージ物を収集する方も多くいます。
王道のハリスツイードからドネガルツイードやホーランド&シェリーなど、それぞれ違って、それぞれ魅力がある

ハリスツイード条例がもたらした効果

ヘリンボーンやタータンチェックが魅力的なツイード素材なかでもハリスツイードは秋冬生地として人気です。
その始まりは1846年まで遡ります。
スコットランド北西部にあるハリス島で誕生しました。
そうです、名前の由来は島から来ているんですね。
領主の夫人・ダンモアが職人達にマレイ・タータン柄をツイードで織らせ、ものすごく満足するモノが生まれ、ハリス島の産業にしようしました。
評判は広まっていき、売上も上がっていった。
そして1960年代にピークを迎えましたが、1980年~1990年代は厳しい時代がありました。
イギリスの国会は1993年になんとか現状を打破するためにハリスツイード条例を制定し、国をあげてハリスツイードの製品や技術を保護。
現在に至る。
20011年には100周年を迎えるということで、限定の黒い生地ネームが付けられました。

ざっくりとした織りと素朴な生地感がたまらない

これからの季節にはツイード素材のコートやジャケットが相応しい。
ざっくりとした生地感と素朴さが感じられ、暖かみのある風合いを持っていてファンも多い。
スコットランドが起源となっていて
映画などでハンティングや乗馬やゴルフをツイード素材で仕立てられたカントリージャケットで楽しむ人々を見たことがあるでしょう。
ブラウン系やグリーン系が多く見られるのは、動物や魚に気づかれてしまわぬように、という工夫なのです。
ソーンプルーフのサンプルブックには本当にあらゆるブラウンやグリーン系統の生地が揃っています。
エルボーパッチやガンパッチが施されたツイードジャケットは素晴らしい!
もともとは補強の意味合いで付けられていましたが、デザイン性の高さオーダーらしさの観点からオプションの1つとして人気。
お洒落度や味わいがまた違ってくる。
長年愛用できる生地なので、数年後にエルボーパッチを付けたり別生地でポケットを付けたりいろんな”遊び”も可能でしょう。