リネンとラミーの違いとは

春夏になると麻製品を良く目にすると思いますが、厳密に言うとリネン=麻ではないのです。
リネンとはアマ科の一年草であるアマという植物の茎から作られる繊維の事なのですが、
日本語では植物の茎から採れるの繊維をまとめて麻と読んでいます。
しかし、どの植物を原料にしているかによってヘンプ、ジュート、ラミー、ケナフなど別のモノになりますし、
日本の品質表示で「麻」と表記出来るのはリネンとラミーの2種類だけなのです。
ラミーの原料は高温多湿な東南アジアなどで栽培される多年草、リネンの原料は比較的涼しい北ヨーロッパなどで栽培される1年草なので同じ「麻」でも対照的ですね。
生産条件が厳しいと言われるリネンですが、リネンに素晴らしい魅力があるからこそ長い間使われて愛されているのでしょう。

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