麻・リネン

リネン・麻スーツ、リネン・麻ジャケット、リネン・麻パンツについて
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高温多湿の日本で麻素材が愛用されたワケとは

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日本には梅雨があり、その先に待っているのは高温多湿な夏。
天然素材の中でトップクラスの涼しさを持っている麻素材ですが、蚊帳もかつては麻で作られていました。
ナイロンや綿で作られた蚊帳よりも体感温度が1,2度下がるそうです。
なんと古代エジプト時代から網やロープなど生活する為の道具にも使わて、もちろん肌着にも。
フランス語である「ラン」がランジェリーの語源とも言われています。
他の繊維に比べても保温性が低く、放熱し、快適な清涼感を与えてくれるのです。
汗ばんでも肌に密着せずベタベタ嫌な感じを受けない、高温多湿な日本で麻を日常生活に取り入れた先人達の知恵は合理的なのです。

真正のアイリッシュリネン

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リネンの中でも最高級の品質なのがアイルランド産のアイリッシュリネンでしょう。
しかし真正のアイリッシュリネンはビンテージ物か糸しか現在は存在せず、
アイルランドではリネン草の栽培も紡績もほとんど行われていなく、厳密には防錆の技術の事なのです。
オイルショックがあり、高級品を買い控える風潮が蔓延し、北アイルランドのリネン紡績工場は衰退していき、80年代始めにはリネンの紡績は全く行われなくなっていた。
これ以前の”アイリッシュリネン”で仕立てたジャケットやスラックスは珍しいですね。
夏に向けて仕立てても良し、アイリッシュリネンの風合いはしっかりしているのでオールシーズンで着用出来ます。

リネンの実から取れるオイル

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リネンの歴史は古く紀元前の古代エジプト時代には使われていて、古代ギリシャ・ローマ時代にはありました。
夏は涼しく、冬は暖かい万能生地なのです。
そのリネンの実から取れるオイルも色々な所で使われているのです。
体内では作る事が出来ない良質な脂肪酸や色んな栄養素が含まれているのでサプリメントにも用いられています。
フランスでは一家に一瓶と言われています。
芸術の世界でも重宝されて、化学薬品が登場する19世紀以前は画家が鉱物や植物を潰したモノに油を混ぜて描いていました。
このようなモノで描かれた油絵は長い年月が経っても変わらず、化学薬品の油絵はどのようになるでしょうか……。
リネンは万能なのです!

着用時のほうが涼しいリネンの気化熱効果

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リネンで作られたスーツやジャケットなどが夏用の素材と言われるのには、リネンが秋冬用といわれる一般に厚手で目詰まりの良い生地に比べ薄手であるということのほか、その高い吸湿性を持つことによります。
もちろん、リネン素材着用時に暑い直射日光を防いでくれる、着るものが少なくなる夏シーズンに、物入れがわりにポケットのついた薄手リネンジャケットを着るという使い方も良く聞きます。
リネンスーツなどリネン素材にある吸湿性は、衣服内の湿気を外部に逃がす性質のことで、その際に生じる、いわゆる「気化熱を奪う」という作用が、リネン素材を身につけている着用者に涼しさを感じさせることになります。
この気化熱を奪うことで、涼しさを得ることは、古くから夏の昼下がりなど日常的に行われてきた、「打ち水」も同じ効果を狙ったもの。玄関や庭などに打ち水をし、その水分が蒸発するときに、周囲の熱を奪う気化熱が気温を下げてくれるもの。
また、「風呂上りには、急に体が冷えるから、風邪を引かないように・・」は、単純に風呂上りからの寒暖差に体がついていかないということよりも、身体についた水分が湯気となって蒸発することで、気化熱が奪われ体温が低下することを心配したもの。
リネン素材を着用することは、この気化熱を奪う作用を着ることで生じさせることになります。。

リネンにもあるネップ

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ネップは繊維や糸から製織される織物には避けて通ることができない、いわゆる織物の不具合なのですが、スーツ地のようなウールに出ると欠陥品、ネップツイードの代表とされるホームスパンやドネガルツイードなどの場合には、ネップという自然にできるこの不具合を大きな特徴としています。
このネップは、繊維の太さが違うことを原因として、製織するときに糸が絡まってできてしまったものなので、ネップができる経緯は欠陥でも、その自然にできたネップのもつ風合いから、素朴だとか、カントリー調だとか、手紡ぎ家内生産的なところから生まれた人の手の暖かみのある生地などと形容され、逆に好まれるところとなっています。
ただ、ホームスパンなどの場合と違い、リネンに出るネップも確かに天然素材ならではの自然な風合いを持つイメージがあるものの、あまりジャケットの目立つ位置に見えたりすると、ちょっと・・と抵抗のある人もあるかも知れません。オーダーで仕立てるリネン・麻スーツの場合には、生地の要尺に余裕のある場合には、ネップの出る場所などまで計算して作ったりもします。
ジャケットならできれば背面や、裾の目立たない位置や、見返し、縫込みなどに入れることができればまったく理想的ですね。。

汗ばむ夏を清潔に保つリネン・麻

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リネンは、リネンスーツなど衣服として用いられるほか、生活のさまざまなシーンに登場する天然素材。シーツ、枕カバー、パジャマなどホームリネンとして使われたり、テーブルクロス、ナプキンなどに代表されるテーブルリネンとしての用途など我々の生活に密着しています。
人がリネン素材を使い始めておよそ1万年、グルジアではおよそ3万年前に使用された麻糸が見つかっているそうです。
リネンはコットンやシルクなど天然素材の中で、もっとも汚れを落としやすく、繰り返しの洗濯に強い耐久性をもつ素材のため、洗えば洗うほど白さが増し、柔らかさも増加します。
リネンスーツなど衣服として用いられる場合にも、この肌さわりが使うごとに良くなることは、より愛着のわく元となることだと思いますが、テーブルリネンなど食生活を営む上では、必要条件です。

このようにリネンが人の生活に多くの快適さをもたらしてくれるのは、その優れた性質によるもの。よく知られた吸湿性と発散性のほか、リネン・麻は、カビが増殖することを防ぐ防カビ性、とくに春夏シーズンなど気温の上昇とともに心配となる雑菌の繁殖を抑えてくれる性質をもつため、リネンジャケットリネンパンツなどの衣服として用いる場合にも、天然のデオドラント効果が期待できます。

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麻・リネンの吸湿性と発散性

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麻、リネンは単純に涼しいから夏を快適に過ごすことができる素材と考えてしまいがちなところがありますが、それにはそれだけの理由があります。
まず、この夏に涼しく過ごせるという麻・リネンの大きな特徴となっているものが、その吸湿性と放湿性の高いこと。吸湿性はリネンスーツなどとして着用しているときに、汗や水分をすばやく吸い取り、そしてかつ発散してくれるという性質。この吸湿性・発散性は麻・リネンだけの特徴ではありませんが、同様に夏向き素材とされるコットンやシルクよりも優れているため、リネン・麻素材は、常に肌の表面をさらっと爽やかにしてくれるという清涼感を与えてくれます。
リネンパンツなどとした場合には、とくに肌への密着度が高いためにそのリネン・麻素材の吸湿性・放湿性の恩恵を大きく受けることになります。
リネンは古代エジプトでは、Woven Moonlight(月光で織られた生地)と呼ばれ神聖な神事などにも広く用いられていた素材。
ペクチンが含まれているリネン繊維のために、リネンで作られたリネンジャケットやリネンパンツは、直接肌にふれてもチクチク感がなく、やさしくソフトな肌触り。
また、あまり知られていないことですが、コットンと同じように、中空の繊維構造をもっているために、繊維の中に含まれている空気がほどよく寒暖の調節をしてくれ、冬には暖かく衣服内を保ってくれるという特徴も併せもっています。

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