麻・リネン

リネン・麻スーツ、リネン・麻ジャケット、リネン・麻パンツについて

リネンスーツ・ジャケット

リネンスーツが活躍する時期

| by pitty_linen | category リネンスーツ・ジャケット

重衣料といわれるスーツやジャケットは、そのスーツなどに使われる生地や仕立て方によってその着用時期が大きく左右されます。実際、スーツというアイテムはクールビズ傾向な各所の要請などからくるお仕事場環境の変化から、カジュアル化がすすみ、まずネクタイをしなくても済み、夏の暑い時期にはジャケットさえ脱いでもおかまいなし・・というのが盛夏の現状です。
この重衣料を着用するのに適したシーズンと素材の関係を考えてみると、以前なら春もまだ浅い肌寒ささえ感じる時期には、梅春ものなどといわれるモヘア混素材、ビジネススーツなどでは、薄手となるために生地の耐久性を上げるためにポリエステル混となったり、それでもなお高級感を求めたい方には、Super120’sなどの細糸で織られたスーツ地でも、ハリコシも強い高級服地ということになります。
よくリネンやコットンなどのカジュアル用素材で仕立てるオーダースーツは、少しもったいない・・という声を聞くことがないわけではありませんが、やはりオーダーで仕立てるリネン服地には、アイリッシュリネンをはじめ、イタリアにはアンジェリコ社の発色良いリネン生地。スペンスブライソンホーランド&シェリーのリネンなど、オーダーで仕立てるリネンスーツジャケットは一生ご愛用いただけます。

リネンスーツをアルパカ裏地でビスポークする

| by pitty_linen | category リネンスーツ・ジャケット

リネンを使って仕立てるスーツだからといって、裏地を特に盛夏用のものに限らなくてはならないということではないのですが、せっかくなら開放感のある裏地を使ってみたいと思う。プレタスーツだと、いくら値段が高価なものでも裏地まで好みのものを選ぶことはできないですが、これがオーダースーツで仕立てるリネンスーツなら裏地も選ぶことができる。
いろいろ考えてみたところ、今はあまり見かけなくなったアルパカ裏地はどうだろう。このアルパカという動物は、南米ペルーの高地に住む山羊の一種で、以前はそのすべりの良さから高級裏地とされていたのであるが、現在のポリエステル裏地やキュプラ裏地に比べると、このアルパカ裏地。決して滑りは良くないし、着心地が良いとはいえないものだった記憶がある。結局、まだ化繊としてのポリエステル裏地や、コットンから再生繊維として作られるキュプラ裏地などの品質が悪く、耐久性に問題もあったころの裏地であるということらしい。
リネンの天然素材に対して、獣毛アルパカを用いた、若干クラシックで不自由を楽しむ夏のジャケットというのも粋な気がするのである。普通に選ぶのならキュプラがいいかも知れないね。キュプラは、吸湿性にすぐれているし、耐久性も抜群、ただ、水分には弱いのでドライクリーニングが必須というのも、ジャケットの裏地として用いるには問題にはならない。

オーダースーツ Pitty Savile Row

リネンパンツのタテ縫いにアクセント

| by pitty_linen | category パンツ・スラックス

オーダーパンツでタテ縫いに装飾的なデザインを取り入れたいと思ったとき、まず思い浮かぶのが側章といわれるもの。これはタキシードなどフォーマルスーツにある礼装用トラウザーズにみるもので、タキシードジャケットの拝絹地(フェイシングクロス)と共生地で作られたり、側章専用の帯などが作られており、これらの帯をパンツの脇の縫い目に差し込むように取り付けられます。
リネンパンツには、ダブルステッチなど若干かっちり感が強くでる感じですが、ジーンズに見るこのダブルステッチは、装飾ステッチとしても効果的です。もちろん、シングルステッチで色糸指定というのもおしゃれ度がアップします。
総ステッチというと、ジャケットのものだけのように思われがちですが、例えばリネンスーツに総ステッチとする場合、フロントステッチでは、上衿・下衿・フロント・胸ポケット・腰ポケットのみのところ、これに肩線・フロントダーツ・背縫い線・ベント・袖山が加わり、さらにリネンパンツのタテ縫いにもステッチが入れられます。
特に手縫い風に入れられるピックステッチをリネンパンツのタテ縫いに入れると高級感があり、品良い色合わせでステッチ色を指定したりすれば、クールビズ用に涼しくかっこ良く過ごせるリネンパンツとしては最適アイテム。タテ縫いのステッチの入れ方でずいぶんパンツの雰囲気にも変化が出せます。

オーダースーツ Pitty Savile Row

羽織るリネンジャケットでクールビズ

| by pitty_linen | category リネンスーツ・ジャケット

環境省が唱えるクールビズは、確かに暑い夏にはジャケットを着ているのは不要で、しかも仕事の効率も悪く、エコな省エネルギー、節電や地球温暖化防止のために必要なことだとは思うのですが、いくらなんでも5月からというのはちょっとやりすぎな感じがある。
実際、例年の5月はいつもいつも寒すぎるクールビズの開始を各メディアでも湧かない実感の中で伝えてくれます。夏の衣替えというのは本来6月。
いつからこんなことになってしまったのかと、考えると、地球温暖化がクローズアップされるようになりそのために、30度以上の真夏日が連続何日、25度より下がらない熱帯夜が連続何日・・。たしかに、日本の夏は暑く湿気もたまらないもの。オーダースーツ店を商う店長がいうのですから間違いのないことですが、商売っ気を出して言わせてもらうのなら、日本の経済を上昇気流にのせることができない政治の一環として、夏には涼しく楽なかっこでお仕事しましょうよ・・、お金もかからないですし・・と、矛先をスーツ屋に向けているような気がしてしまうのは他のご同業スーツ屋さんからよく耳にするお話です。。
通りを歩いているホワイトカラーのサラリーマン。彼らは非力でも、スーツという伝統的衣服を着用し、ネクタイをすることで、人生の勝者的誇りを感じていたのではないだろうか・・。これが豊かな日本なら、ジャケットを着用し、汗をかかない素材の開発やより涼しく過ごすための方法を考えているはず。色気のない白シャツに紺若しくはグレーのパンツ、そしてノーネクタイ。スーツ姿ならかっこ良いホワイトカラーも形無しな感じ。
逆をいえば、彼らホワイトカラーのサラリーマンの本心はジャケットを着たいのではないだろうか。ジャケットなしで清潔感、まじめな社員を演じるためには、やはり白シャツにパンツは紺かグレーしかなく・・、そのちんけさときたら・・、かわいそうなぐらい。
気軽に羽織れるリネンジャケットリネンパンツもしくはコットンパンツ、ウールパンツなどビジネスパンツの組み合わせなど、もう少し清涼感+まじめなサラリーマンを演じる方法がないものか・・と、通りを歩く人を見て考えさせられてしまいます・・。

オーダースーツ Pitty Savile Row