春夏はリネンパンツで行こう

行楽用のカジュアルパンツとしても、クールビズ用のお仕事パンツとしても涼しい快適なスラックスなら、オーダーで仕立てるリネンパンツ、麻パンツがいい。色合いは天然素材らしい生成りな薄いベージュは一本欲しいところ。
特別にリネンパンツと相性が良いというわけではないが、現在既製パンツでも、オーダーパンツでもその大半が前開きはジッパーで作るところを、わざわざクラシックに前立て釦止めとしてみる。釦止めのほうがジッパーに比べ、「通気が良く涼しい」「蒸れない」というのも機能的にはありますが、見た目もいいですね。わざわざ見せるところでないのが残念なこだわりポイント。ジッパーがアメリカで発明というか、作り出される前までは、釦止めがどんな洋服でも標準仕様。考えてみれば、スーツやジャケットのフロントデザインが打ち抜き釦止めというのも、歴史のある紳士の衣服、背広(スーツ)ならではというところかも知れません。
タイトパンツがトレンドな今に、大きな声では言えませんが、本当ならリネンパンツは少しゆったりめに風通し良く着こなしたいところです。タイトな麻パンツというのも、今時なパンツシルエットなのかも知れませんが、リネンパンツの履き心地・快適さは風の通るまたは湿気を逃がす場所があってこそ、より涼しいというものです。
風に揺れるリネンパンツのシルエットは、それだけで涼しげ。汗ばんだ肌にも、ときおり触れる凹凸感のあるリネンの生地表面はさらっとして、べたつきません。

オーダースーツ Pitty Savile Row

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