肌触りが良いコットン

コットンにはインド綿やパキスタン綿など短繊維から紡績されるもの、中繊維となるアメリカ綿、中国綿、オーストラリア綿、高級衣料素材とされる超長繊維、超繊維に属するエジプト綿、シーアイランドコットン(海島綿)、アメリカ産スピーマ綿など繊維長の種類によって、短繊維からデシ綿、アップランド綿、バルバデンセなどに分類されるのであるが、総じてコットン繊維の先端は丸みがあるという特徴があることから、その肌触りが良く柔らかい。
綿花は現在、世界のおよそ90カ国で生産されており、その肌触りの良さから現在の日本における衣服用繊維の約40%を占めています。日本では、平安初期頃中国から送られてきたものが初めと言われています。
特に高級綿の代名詞とされるシーアイランドコットンや、エジプト綿などの風合いはシルクのような光沢とやさしい手触り。世界の綿の90%が中繊維とされるアップランド綿となるため、シーアイランドコットンのような超長綿は希少性が高く価格も高額です。これに対し短繊維となるデシ綿からは、ふとん綿や脱脂綿などが作られます。
オーダースーツで用いられるコットンは、どれもが選別された良い繊維を紡績、織元で織られた品質の良いコットン生地。ビジネスもカジュアルの要素を取り入れて仕事をしやすく。コットンジャケットコットンパンツ、色違いコーディネートなどで着こなすジャケパンスタイルは、春先から秋口にかけて人気のアイテムです。

コットンスーツ
オーダースーツ Pitty Savile Row