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コットンボールから綿とキュプラが生まれる

綿の歴史は古く、インダス文明の頃から日本へはシルクロードを通って平安朝初期に中国から伝わったとされています。
いま現在では私たちの生活になくてはならない天然素材となっていますね。
その植物について詳しくなりましょう!
ハイビスカスのような黄色い花を咲かせるのですが、そこからコットンボールと呼ばれる綿の実となります。
真っ白な綿の画像、見たことある方いるのではないでしょうか。
コットンボールは長い木綿繊維と短い地毛で構成され、長い方は綿糸に短い方はキュプラなどになっていきます。
コットンスーツにキュプラ裏地を使いますと、コットンボールから作られたといってもおかしくないモノになりますね。
カラーバリエーション豊富なコットン地も色柄豊富なキュプラ裏地もコットンボール(綿の実)から、なのです。

ストレッチコットンのスラックスは何本でも欲しくなる

コットンには伸縮性がなくシワになりやすいというイメージを持っている方も多いと思います。
ですがそこにポリウレタン素材が数パーセント加わることで、伸縮性のあるコットンに生まれ変わるのです!
どういったことかと言いますと、
伸縮性の乏しい綿などの素材に混紡すると、輪ゴムのような「伸びて、戻る」性質が綿などの伸縮性の乏しい素材に。
ストレッチ入りの素材は体に沿って動きやすく着やすくなるので、これが最大のメリット。
夏のビジネススタイルとなったジャケパンには欠かせないと思っております。ゴルフパンツにも。
しかし輪ゴムと表現したように、ポリウレタンは時間が経つにつれて劣化する素材だということはお伝えしておかなければいけない事実。
およそ3年ほど。
織りによってストレッチ加工したような生地もあるのですが、やはり伸縮性に拘るのであればポリウレタン混は外せない要素でしょう。