月別アーカイブ: 2018年9月

コットン栽培の起源はメキシコ

春夏のカジュアルスーツとして人気の高いコットン素材
その歴史は古く紀元前300年付近に古代ギリシャの王様に「インドには羊毛が生える木がある」とセレウコス1世が教えています。
もっと遡ると紀元前5000年頃にメキシコのテワカン峡谷でアメリカ栽培綿が見つかっています。
そしていま栽培されている約90%がこの綿です。
日本でコットンの栽培が始まったのは1494年の越後国で16世紀はじめから末期にかけてと言われています。
明治以降に政策により綿布の生産が強化されて、1930年代には輸出量が世界一になりましたが、両税廃止運動があって安い原料がはいるようになった。
それがきっかけとなって日本の綿花栽培は衰退していきます。
戦後、世界一になりましたが、安価はアジア産に追いやられる形となって、減少していったのです。

ストレッチ素材が混紡されたホーランド&シェリーのコットンクラシックス

ストレッチ素材が混紡されたコットンというのはいくつかのブランドが生地を取り扱っていますが
中でもホーランド&シェリーのコットンクラシクスはなんといっても色が豊富。
英国の高級マーチャントですので品質とブランド力ともに最高な生地となっています。
色数なんと22。
定番色はもちろん、寒色系から暖色系かた白っぽいきじまで全て揃えたくなってしまう。
秋冬用のコットンとして厚手のモールスキンのコットンもホーランド&シェリーのサンプルブックにはあります。
ビジネスでもカジュアルでも着こなせるコットンジャケットやコットンスラックス。
発色の良さとカラーバリエーションの豊富さに惹かれること間違いなしです

意外と知らないかも?コットン製品の洗い方

私たちは知らず知らずのうちにコットン製品を身に纏っている、というくらい生活に密着している素材の1つです。
だからこそ何気ない洗濯をして失敗してしまった?
そんな経験はあるかもしれませんし、または間違った洗濯の仕方をしているかもしません。
まず洗濯ネットと中性洗剤を用意して下さい!
いつも使っているアタックのような弱アルカリ性の洗剤ですと、繊維に負担が掛かってしまいます。
節約のためにお風呂などの残ったお湯を使うと熱で伸縮してしまいサイズが変わってしまう可能性があるので、水が好ましいです。
洗濯ネットに衣類を入れ、丁寧に洗ってくれるモードを選択する、汚れが目立つ部分には中性洗剤を染みこませておく。
こんな簡単な一手間を加えるだけで、だいぶコットン繊維へのダメージが少なくなり、衣類を綺麗に長持ちさせるコツですね
ぜひ、実践してみてください!

テントで良く使われているポリコットン

ポリコットンとはご想像の通りに「コットン」と「ポリエステル」の混紡素材で「T/C」と表記されます。
Cはコットンと分かりますが、Tはテトロン、これはポリエステルの商標。
東レと帝人がポリエステル糸を導入した際に、ブランド名を付けようとなり、テイジンとトウレの頭文字を1つ取りナイロン風にしたと言われています。
混紡素材は、それぞれ良いとこ取りするのがメリットとなります。
ポリエステルは丈夫・シワになりにくい、コットンは通気性や吸湿性の両方を持ち合わせた素材になっています。
この素材はテントにも使われていて、コットンの性質から吸湿性の良さで結露が少ないですし、焚き火などの火の粉が付いても大丈夫。
日本みたいに雨が多い地域ではコットン100%よりもポリコットンのテントの方が向いている。

気になるジーンズとデニムの定義のこと

日常生活で使っている言葉で違いの分からない言葉って結構ありますよね?
ちゃんと区別しなくても、何となくで通っている言葉。
ジーンズとデニムもそれに含まれると思います。
どんな風に使い分けていますか?
なんかイメージ的には男性的なモノがジーンズで女性的なモノがデニムとか、そういった印象があります。
一般的な定義としては
デニムとは織物の種類、ジーンズとは主に綿製の厚手の織物を使用したパンツの事となっています。
つまりデニムは生地そのもの、ジーンズはそれらを用いて作られたパンツなのです。
ジーンズはイタリア北部の港町で作られた厚手な生地で作ったパンツを着用していた水夫のことをジェノイーズと読んだのが語源。
ちなみにジーパンはジーンズとパンツを組み合わせて作った和製英語なので、海外でお使いの際には注意が必要。