カラーコットンとカラードコットン

コットンは染色性の良い繊維で、一般的には、繊維に一種の化学反応を起こさせることによって染着させる反応性染料によって、染められることが多いのですが、近年のエコロジーブームから自然な色合いを楽しむため、天然染料によって染められているコットン生地も多く見られるようになりました。
天然染料による染色は色落ちなどの耐久性は、反応性染料に劣りますが、綿糸にも人にも優しい仕上がり感。
カラーコットンとカラードコットンは、どちらもコットンの色合いについてのことを言っていますが、若干異なり、カラーコットンは、色付きのコットン。黒や濃紺、グレーやベージュなどコットンスーツ、またはジャケパンスタイルで楽しむコットンジャケットコットンパンツなどをカラフルな色つきのコットンでコーディネートするときに使われるコットン生地。
カラードコットンは、既に自然の生成りな色合いがついているコットン。カラーコットンとされるための漂白、染色の工程は行われず、コットン生地についている不純物を取り分ける精錬、生地の風合いを整える仕上げのみ行われコットン生地として製品化されます。
ブラックのタイトなコットンスーツ、生成りに近いベージュのコットンジャケットなど。
スポーティーなカラーコットンには、ポリウレタンスパンデックスなどを混紡したストレッチコットンなども人気。オプションなら色ステッチで入れるピックステッチなどが良さそうです。

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