シー・アイランドコットンは「幻のコットン」と呼ばれている。
英国王室がこのコットンを大変気に入った為に、長い間、英国が栽培から運輸まで厳しく管理していました。
糸を作るにしても英国で3社に独占されていたんです、まさに門外不出で品質と品位が守られ保たれてきたのです。
このようなコットンが生まれたキッカケは気候や風土にあります。
雨季と乾季のバランスが良く、綿を栽培するには最適で、シー・アイランドコットンはこの土地でしか出来ないのです。
綿繊維の中で最も長くて細く光沢もあり、120番手から400番手まで幅広く紡績が出来ます。
ちなみに他の綿に比べて50%も高く光を反射し、その光沢が美しい。
英国の独占状態にありましたが1975年に日本への供給が認められ、1980年には100%輸入が可能となったのです。
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ハリウッドスターに愛用されたシアサッカー
夏シーズンには欠かせなくなった清涼感のあるシアサッカーですが、アメリカではリゾートファッションとして富裕層に支持されていました。
そしてハリウッドスターの間で流行し、一般大衆にも広がっていき、日本でも定着していったのです。
糸を緩く織り畝状になっているので、肌が密着する面積が少なくなりベタベタ感が軽減されるので、汗を良くかく方に持ってこい。
見た目にも涼しいので営業マン向けの生地でもあるでしょうか。
クールビススタイルの幅を広げてくれる頼もしい生地がシアサッカーなんです。
ちなみに本来はシアサッカーseersuckerといい”ミルクと砂糖”を意味するペルシア語のshr va shakkarに由来している。