カジュアル色の強いコットンスラックスなら、オーダーパンツならではのディテールデザインもより多くのものをお楽しみいただくことができるのではないかと思います。
シルエット的な部分でも、ストレッチ性の高いコットン生地が広く普及しているため、伸縮性の少ないコットンでも、現在好んで着用されるタイトめなパンツへの対応も問題なしです。
標準的なビジネスパンツでも、パンツの後ろポケットをフタ付きとしたり、左右釦止め、またフタの形をベース型や、ループ止めとするなど、比較的大人しめなデザイン変更をお楽しみいただくことができるオーダーパンツですが、これが素材=コットンとなると、その巾もぐっと広くなります。
例えば、アイビーパンツに特徴的な、パンツ後ろの尾錠(バックストラップ)、これに加えて左右脇にオプションで付けることができる脇尾錠(サイドストラップ)などは、パイプドステムというアイビーパンツ仕様に特徴のあるパンツシルエットに馴染む深いデザインというところから、オプションとしてお選びいただく方がとても増えています。
また、コットンは丈夫なため、作業用にも用いられるというところから、ワークパンツ風に、カーゴポケットを付けるオーダーデザインにもご対応させていただけます^^
月別アーカイブ: 2014年5月
夏はコットンベストでいこう
若い方を中心にベストを好んで着る方が増えてきており、実際テレビ番組などでも芸能人がベストを着ているシーンを多く見るようになったと思います。そのためか、縫製工場でもベスト縫製のキャパシティーを超えた受注のため、ベストを含むスリーピーススーツや、オッドベスト(ベスト単品)のオーダー納期が他のオーダーアイテムよりも長く必要になっています。
せっかくベストをオーダーするのだからということで、コダワリのベストデザインのご依頼も多く、一番多いのは、やはりベストの前身頃と背部分を共生地で仕立てる、「ベスト背表共生地」という仕立て方でしょうか。これに尾錠を付けたりすると、カジュアル向きなベストができます。特にコットン素材で仕立てると、カジュアル感も強く、春夏シーズン向きの軽快さもでるのでおススメ。また、コットン生地はリネンやオーダーで仕立てる他の素材よりも生地単価が抑えられているため、オーダーベストといえでもお手ごろ価格ですし、また「ジレパン」(ジレはベストのため、ベスト+パンツ)というコーディネートも関心度が高まっているため、コットンのオーダーパンツと色違いで仕立てるオーダーベストといった組合せも楽しめそうです。フロント釦を変えてみたり、穴かがりの色指定や、一般には胴裏地と同じ生地を使う、ベスト背部分を、表生地の色合いに合わせたり、また反対色を使ったりといった個性的なベストのオーダーにもご対応可です。
オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
ビジネスで着るネイビーコットンスーツ
コットン=必ず春夏向け素材という考え方は、そろそろ捨てたほうがいいのかも知れません。さすがに秋冬用とはコットンにあるイメージからは言いがたいですが、目付けも300g程度としっかりあるコットン生地はオールシーズンタイプのコットンとして、オーダースーツ店の店頭でも人気があります。
春夏には涼しく、秋冬には暖かく衣服内を保ってくれるコットンなので、比較的暖かめな秋冬が多い近年では、カジュアル感があり着心地も良く、丈夫なコットンの需要というものは増えてきて当然かも知れませんね。
ウール地に変えてビジネスで着るコットンスーツなら色はネイビー。清潔感がありますし、お仕事上まじめな感じを出すのには、最適な色。また、同じくビジネススーツに多いグレー系よりも、コットン素材についてはより多くの生地ブランドで展開しているのがネイビー色というところもあるかも知れません。グレイのコットン生地というのは、案外珍しいのですが、クールビズを含め、コットンがビジネス仕様としてより浸透することで、今後増えてくる色とは言えるかも知れません。
クールビズといっても、実際にジャケットが不要となるのは7月下旬から8月、そして9月初旬程度まで。少しジャケットを羽織りたいときには、ネイビージャケット、ネイビーで上下揃いのスーツというのが、手元に1着あるとお仕事上便利かも知れません。。
オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/