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コットンジャケットを綺麗に保つ

コットンは春から秋頃まで、モールスキンのような厚手の生地なら寒い冬まで着れちゃうのでとても優秀で便利。
ビジネスでもカジュアルでも着れちゃいますしそうなってくると自ずと着用回数も増えてくる…
だからこそ手入れは丁寧にしたいと思いますよね?
クリーニングや選択はもちろん大事なのですが、日頃のブラシ掛けも大事!
洋服の繊維を整えてあげることで、長持ちしますし綺麗に着用できます。
ブラシの種類にも注目しましょう。
ブラシはナイロン製と天然素材のモノがありますが、圧倒的に豚や馬の毛を使っている天然素材のモノが良いでしょう。
コットンのジャケットなど固さのある生地には豚毛を、ウールやカシミヤなどには馬毛を使うとより良い。
年末ですし、お出かけする機会もあると思いますので、お洋服に感謝の意味を込めて手入れをしてあげる時間を取ってみて下さい。

コットンスーツで装いをカジュアルに

みなさんはコットンというと どのようなイメージをお持ちでしょうか?
実は紀元前2000年頃から既にインドなどで使われていて、14世紀にヨーロッパに広がっていった素材なのです。
絹同様に大変貴重な物として取り扱いをされていましたし、インド綿はヨーロッパの人たちにはとても有名でありました。
18世紀には新しい技術が開発されて、大量栽培のようなことが可能になり、生産コストがかなり下がりました。
そんなコットンは吸湿性や染色性に優れています。
色鮮やかなで発色が綺麗でコットンスーツだけでなく、単品のジャケットやスラックスにも人気です。
ポリウレタンを混紡して伸縮性のあるストレッチコットンも魅力的。
これからの時期でも着用できるモールスキンといった少し厚手のコットンもございます。

コットンの元となる綿花の生産量ランキング

私たちの生活には無くてはならない素材となっているコットンですが、どれくらい知っていますか?
まず綿花、これがコットンの大元の植物になります。
では、一体どこの国が1番生産量が多いと思いますか?
1位 中国約1600万トン、2位インド 1400万トン、3位 アメリカ 1000万トン、4位 パキスタン 500万トンとなっている。
以外だったでしょうか?だいたい予想は当たっていましたでしょうか?
一応10位まで書いておきます。
ブラジル、ウズベキスタン、トルコ、オーストラリア、ギリシャ、ブルキナファソです。
ちなみに日本はほぼ100%を輸入に頼っていて、アメリカ、ブラジル、インド、ギリシャ、オーストラリアなどから輸入しています。
こんな具合が日本のコットンを取り巻く事情でありますね。

イタリア人はコットンスーツが好き

イタリアでは多くの人が好んで着用しています。
夏でも比較的過ごしやすいイギリス人がバカンスを楽しむ為のリゾートウェアとして広まっていきました。
そんな様子を見ていてイタリア人は英国の文化などそんなものは関係なく、コットンスーツを普段着とか街着として着用するようになりました。
温暖な気候とのんびりとした国民性が綿の持つカジュアルっぽさ柔らかな雰囲気や飾らない感じが合ったのでしょう。
気候風土はそれぞれ生産している生地にも表れていて
よく言われるのがイギリス製は目付けがしっかりと生地にハリコシがあり、イタリア製は柔らかでしなやかな印象。
イギリスは硬水・イタリアは軟水といった違いからも生地の雰囲気が異なっています。

古くから親しまれてきた綿

綿は昔から私たちの生活に欠かせない素材で親しまれてきました。
繊維に拗れがあって、保湿性と吸湿性が持ち味です。
肌に直接触れるアンダーやTシャツなど、汗を吸うことが大事な場面で使用されることが多い。
そして熱にも強く、薬品にも耐性がありますし、染色性が高いために様々な色パターンがありますね。
なかでもラルスミアーニのコットンやホーランド&シェリーのカラーバリエーションはとても豊富。
コットンジャケットも何着でもスラックスも何本でも欲しくなってします。
クローゼットの中に入れておきたいと思ってしまいます。
ウールとはまた違って発色も良くステージ衣装なんかで着用するとパッと華やかな印象になる。
まずはオリーブやカーキといった定番色で1本ほしい。