投稿者「pitty_cotton」のアーカイブ

天然素材のコットンは火に強くキャンプで活躍

キャンプ等で火を扱ってる時に火の粉に当たって服に穴が開いてしまった、という経験はありませんか?
アウトドアに使われることが多い化学繊維は火に弱く、火に強いのはウールやコットン等の天然素材なのです。
天然素材であれば火の粉が付いても、手で払えば穴が開いてしまう心配もございません。
コットン混紡のウェアでもだいぶ違うのですが、やっぱり1番良いのはコットン100%のウェア。アウトドアウェアでそういう物はあまりないようで…
オーダーでコットンの生地を使い、ジャケットやスラックスをお仕立て頂ければ、サイズ感ピッタリで着心地も履き心地も良く、安心でしょうか。
ちなみにコットン素材のテントもあるのですが、雰囲気が良く可愛いカッコ良かった。

コードレーン素材のコットンスーツで

細い白い畝があり、生地表面の凹凸感が素肌との接触を避けてくれ、涼しい。
サマースーツ、ジャケットやスラックスとして人気の高い生地で、
色んなカラーバリエーションあり、鮮やかな水色と白い畝というモノが最も一般的です。
1930年代にブルックス・ブラザーズがコードレーンでジャケット・スラックスと作ったのが原点。
実はアイビーブームより前の時代からビジネススーツとして活躍していたのです。
カジュアル着としては勿論の事、ジャケパンスタイルOKの職場でしたら、夏のクールビズに使えるでしょう。
こういった涼しげな生地には、白蝶貝や黒蝶貝の釦がとても良く似合いますよ!

ハリソンズのメルソレアコットンでコートを仕立てる

フランス綾と呼ばれる斜め60度の綾目で織られた密度の高いハリソンズのメルソレアコットンコート用にいかがでしょうか。
もともとフランス綾とは、イギリスがフランスに攻める時に生まれたのです。
当時の軍服は肉厚のウール地しかなく、動きづらいモノばかりでした。
さらにドーバー海峡を航海しなければいけなく、水に濡れ軍服は水分を吸って重く動きにくくなってしまいます。
それを見たイギリスの軍人は強く柔らかく丈夫で水や風が通らない生地を開発しました。
フランスに向かうために生まれた生地という事で「フランス綾」と名付けられました。
ウールよりも防寒性は劣りますが、目が詰まってるので風を通しません。
軽い雨ならお構いなしで着る事が出来ますので、ビジネスでもカジュアルでも重宝するコートになるでしょう。
コットン特有のシワが気になる方は、ポリエステル混の生地であれば心配ないでしょう。

コットンポプリンで夏用ジャケットを仕立てる

コットンスーツは非常に使い勝手が良い。
ドレスコードに反しなければビジネススーツとして、勿論ジャケパンでカジュアルジャケットとしてもお洒落。
シワになりやすい傾向がありますが、少々シワのある方がコットンスーツ本来の「味」が出ているでしょう。
春夏用のコットンスーツなら、ポプリンのような薄手のモノが良いでしょう。
薄手のコットンポプリンは、見た目以上に軽く夏の暑い季節にもってこい。
ポプリン素材独特のヨレ感がまた良い味を出すでしょう。
ポプリンは横糸の方向に細い畝が見える手触りの柔らかい平織物です。
ちなみにポプリンは英国、ブロードクロスは米国での呼び名なのです。
元々はシルクやウールの混紡で織られていましたが、現在ではコットンが多く、ウール・シルク・ポリエステルなどでも作られています。

コットンベルベットで上品なジャケットを仕立てる

昔はヨーロッパの王侯貴族達が、シルクで出来たベルベット生地を愛用していた歴史もあります。
今ではコットンなどを使って、ベルベット生地が作られる事も多い。
滑らかな光沢感や柔らかさが特徴で、上品で気品があり、ラグジュアリーな雰囲気がある。
見る角度によって様々な表情が現れ、変化していくのが面白い。
上質さを思わせる光沢感、そして手で触れたくなる質感が素晴らしい。
季節の変わり目の9月10月、だんだん秋から冬に移りますね。
秋冬というのは、クリスマスなどのパーティーや同窓会で、特別な集まりが多かったりします。
パーティウェアでもカジュアルでも使えますし、コットンなので見た目より暑くない季節先取りでお洒落を楽しめる。
カジュアルなら遊べますし、デニムにブーツという定番スタイルにも合いますね。
共生地の「くるみ釦」にすればドレス感がアップし、上品さも増します。

リネン混コットンで仕立てる

夏物のジャケットを着る人は、昔より減っているかもしれない…
しかし夏場であってもシャツだけだは居心地の悪い、都合の悪い時が必ずあるでしょう
場所によっては、どうしてもジャケットを着用しなければいけない場面があると思います。
しかし、盛夏では少々躊躇ってしまう気持ちも分かります。
盛夏用で麻のジャケットを着用したいけれど、ビジネスではカジュアル過ぎるかもしれない、と敬遠されている方もいると思います。
そこで、コットン混のリネンジャケットがおススメです。
麻混なので程よいハリがあり、ビジネスに相応しいきちっと感がありますね。
リネンの清涼感と上品な光沢感、そしてコットンの優しい肌触りと吸湿性が相まって、盛夏用としては抜群の機能性がありますね。
服装に厳しい、ドレスコードに厳しい、オフィス内でもクリア出来る使い勝手の良いジャケットだと思います。
袖を通して頂ければ、その快適さが実感出来ると思います。
裏地の仕立て方を広見返しなど極力裏地を付けなければ軽量化でき、さらに快適に過ごす事が出来るでしょう。
夏場は、ジャケットの前ボタンを外している事が多く翻ります。
そういった時に、裏地が見えなければ周りから見ても軽快で柔らかい印象になります。
広見返し自体は夏限定という事ではありませんが、そういった印象を与える為に夏服に良く使われます。
リネン混コットンジャケット+広見返しの効果を体感してみてはいかがでしょうか。

5月10日はコットンの日、春にはコットンリネンジャケットがおススメ

「コッ(5)トン(10)」の語呂合せと、コットンがが夏用素材として良く使われ、
その時期にデパートなど店頭販売の最前期を迎えるため
日本紡績協会が1995年7月10日に制定したコットンの日
人とコットンの付き合いは長く、メキシコの渓谷からは紀元前5000年の綿花が
パキスタンの河では紀元前3000年の綿布の切れ端が発掘されている。
日本には799年に漂着した崑崙人によって伝来したそうだ。
綿栽培の最前期は明治で全国に10万haも栽培面積があったが、
第二次世界大戦後は、安くて繊維が長い肌触りの良い輸入綿に押されて、徐々に綿の栽培は消滅していった。
しかしコットン製品は、現在の日本における消費量の40%を占めており私達の生活になくてはならないモノになっています。
蒸し暑い汗ばむ夏には、通気性・吸湿性の良いコットンは最高である。
春ジャケットはリネンにコットンを混ぜた綿麻と呼ばれる素材の方が、ハリがあり、シワが付きにくいのでおススメです。
麻だけの素材はどうしてもシワになりやすいのですが、綿と混ぜる事でシワになりにくくなる効果があります。
コットンリネン素材の生地は、わざわざクリーニングに出さなくても自宅の洗濯機で洗濯出来るというメリットもあります。
春先では少々寒いと思いますので、初夏が近づいてきた頃のジャケットとして活用すると丁度良いと思います。
記念日だけでなくコットンUSAアワードという賞もあるようで、コットンの日を記念して賞を授与するそうです。
今年は俳優の井原剛さん、タレントの藤本美貴さん、モデルの中村アンさんが受賞されました。

アレルギー・アトピー・シックハウス症候群の方へお勧めのオーガニックコットン

オーガニックコットン日本語にすると有機栽培綿といい、化学薬品を一切使用していない畑そして農薬を一切使わずに栽培し加工する際にも化学薬品を一切使いません。
コットンを栽培するには大量の農薬が必要で害虫駆除に使用するのは勿論、収穫する際に葉を落とす為にも使用します
土から農薬の影響がなくなるのに約3年掛かるそうで、オーガニックコットンを作ろうと決めた農家は3年間農薬を使わない土地を準備する必要があるので非常に手間暇が掛かっているです
自然綿よりも厳しい基準で育てられクリアしたお肌にも環境にも優しいナチュラルコットンです。厳しい基準をクリアしたコットン製品である事が認められなければオーガニックコットンという名で販売出来ません、それ以外は自然綿という事になります。
しかし有機野菜の定義と同じように色んな基準で認識されているため品質の劣るオーガニックコットンが出回っているのも事実です。
高級な綿といえば海島綿(シー・アイランドコットン)やエジプト綿が有名な高級綿でしょうか。海島綿は毛が長く4~6cm近くあり繊細で美しい光沢があります。エジプト綿も毛が長く絹に似た艶があり海島綿同様に高級綿と呼ばれています。オーガニックコットンはこういった高級綿の特徴はありません。
肌触りは非常に柔らかく、光沢はあまりありませんし、色なども均一でありません。まさに自然から生まれた生地であり地球にも人にも優しい事は間違いありません。なのでオーガニックコットンで仕立てる際はお仕事用というよりはカジュアル向きになりますね。
このオーガニックコットンがアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎を治す直接的な効果はありませんが、痒みの症状が軽くなったりと症状を緩和する事は期待出来ます。
衣服はオーガニックコットンの生地だけで出来る訳ではありません。勿論、糸や様々な素材が使われて完成されます。
縫い糸にポリエステル糸が使われていたりアレルギーやアトピーの方には適さないですよね。オーダーでは縫い糸をオーガニックコットンやコットンの糸に変更出来たり、縫い代が肌に直接当たらないように処理したり、バイアステープを同じ生地に変更出来るんです
ちなみにオーガニックコットンの生産量は全世界の綿生産量のうち1%もない
それだけ貴重な素材だという事であります!

コットンにウールを混紡したコットンウール

コットンにウールを混紡することで得られる効果。コットンにウールを混紡するのか、ウールにコットンを混紡するのか、どちらでも同じことなのですが、いまの春夏シーズンにはどうしてもコットン中心に考えてしまいますね。
そもそもブレンド素材(混紡素材)といったものは、コットンやリネン、ウール、シルク、ビジネススーツではよくあるウールとポリエステルとの混紡といったものも含め、それぞれの長所を生かし、より着用の用途に合わせた素材を作るといったコンセプト。コットン100%で織られた素材で仕立てられたコットンジャケットやスーツといったものは、どうしてもシワになりやすく、見た目にもカジュアル感の強いアイテムとなってしまいがちなのですが、このコットン素材にウールを混ぜることで、シワにも強くその回復力もよく、しなやかなウールのメリットを取り入れたコットンウールとすることができます。
これから盛夏を迎えようという時期に、せっかくのコットンにウールを混ぜてしまったらなんとなく暑くなってしまうのでは・・、とお考えの方もいるかも知れないのですがそんなことはありません。
羊毛・ウールが衣服として適した素材であることは、暖かさという1点のみでなく、シワになりづらく回復力のあるしなかやかさや、染色性、難燃性に加え、通気性、吸湿性といったものも、他の天然素材にまったく劣らない特徴としてあげられるものとなります。

お仕事用のテイストで着るコットンスーツ

コットンが夏用のカジュアル素材という感覚はもう捨てなければなりません。もちろんコットン素材の優れた性質である通気の良さや吸湿性の高さというものは、間違いなく春夏向き素材であるのですが、反面、寒い時期には衣服内の温度を暖かく保ってくれるという特徴ももっており、いまのこのクールビズに入ろうかという6月の時期に上げる話題でもないのですが、秋冬シーズンの暖冬傾向といった全世界的気象傾向より、コットンは春夏はもちろん、秋冬シーズンにも着ることができるオールシーズン的アイテム。
あまり知られていないところですが、起毛感、毛羽立ち感を強く出した、コーデュロイはコットンで作られており、これは秋冬向き、またベルベットもコットンベルベットといったものがあり、これも秋冬シーズン向けと考えられている服地となります。
コットンのシーズン分けはやはり、その厚さ、目付(生地の重さ)、毛羽立ち感といったところでしょうか。また、クールビズ傾向のみでなく、お仕事環境そのもの、またスーツといったアイテムそのものにもカジュアル傾向があることから、コットンといった気軽に着ることができとても丈夫な素材によりスポットが当てられている現在状況。
スーツの形をしていればすでにお仕事用といっても良いほどな春夏シーズン。テーラード仕立て、高品質のブランドコットン生地使用、色めもダークトーンなネイビー、グレーならどこにお出かけいただいても間違いのないお仕事テイストなコットンスーツ、ジャケットです。