黄色のサンプルブックが目を引くダブリュービルのコットン

ニュージーランドの登山家であるヒラリー卿が人類で初めてエベレスト登頂に成功した時に着用していたブランドがW. BILLがです。
なんとそんなにも歴史のある服地マーチャントなのです。
あのピカソも着用していました。
今回は豊富なコレクションの中からピュアコットンを紹介します。
コットン100%で380gと320gと310gとコットン97%にストレット素材3%混紡とコットン100%410gのデニム生地で構成されています。
夏だけでなくオールシーズン向けな重さでカラーバリエーションあるのが有難い。
アースカラー多くてファッションに取り入れやすいのも良いですね

スーピマコットンを選ぶ理由

ひとくちにコットンといっても繊維の長さによって4つに分類されます。
短繊維綿、中繊維綿、長繊維綿、超長繊維綿です。
35mm以上の超長繊維綿にも数種類あって、それぞれブランディングされ付加価値が付いています。
エジプトのギザ綿、アリゾナのスーピマ綿、新疆ウイグル自治区の新疆綿です。
例えばスーピマと名称が付けられるのはカリフォルニアやテキサスなどの南米に限られ品種も厳しく管理されたモノのみ。
なかでもスーピマコットンはすべてのコットン品種の中でたった1%して作られていない希少性の高い素材です。
最近でも日本でも輸入されて取り扱っているブランドもありますが、やはり体に合ったオーダー品で仕立ててほしい。

超高密度のコットン「ベンタイル」

綿の糸を限界まで打ち込んだ高密度のコットン生地は、水滴を垂らしても弾き返してくれるほど。
このベンタイルは第二次世界大戦時にイギリスでパイロットの軍洋服として開発された。
というのも、海の上で行われている空中戦で戦闘機が撃ち落された際、冷たい海水によって命を落としてしまう。
高密度な生地であれば海水の侵入を防ぎ、パイロットの寿命は20分以上まで伸びたそうです。
さらに素晴らしい特徴があります。
それは繊維に隙間がないので強い風が吹いても問題ない防風性です。
浸透性のおかげで蒸気はしっかり外に逃がしてくれるので熱がこもり過ぎる事もないんですね。
コートなんてとても相性の良いアイテムだと思います。

有名コットン服地ブランド「ラルスミアーニ」と合羽の意外な話

ラルスミアーニの創業者であるグリエルモ・ミアーニは1922年にミラノで仕立て業を始めました。
政治家や起業家や芸術家など次々と顧客を獲得していきます。
有名なところでいくとチャップリンとか。
そして1936年に転機が訪れるのです。
オーダースーツの仕立てと並行してレインコートの生産を開始したことで爆発的に成長していきました。
そのレインコートの名前がラルスミアーニ(LARUSMIANI)なのです。
水鳥を意味するラルスと創業者のミアーニを組み合わせたブランド名で、ミアーニは4つのショップをオープンしましたがモンテナポレオーネ通りに開業したショップは現在も健在。
スーツ好きファッション好きは是非、観光の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか

コーデュロイの歴史を紐解く

もう夏本番も終わりだんだんと気温も落ち着いてきて秋っぽくなってきましたね
季節を先取りしてコーデュロイについて書こうと思います。
さてコーデュロイの始まりはフランス王朝時代まで遡ります。
あのルイ14世は召使に織物業者から献上されたコーデュロイを制服としていたそうです。
そして18世紀半ば産業革命によってイギリスに伝わり上流階級のカジュアルウェアとして愛用されました。
アメリカでは1950年代にアイビースタイルの定番素材となり、日本では明治頃から草履や下駄の鼻緒にコーデュロイを使ったものが人気だった。
1960年代になるとアメリカのアイビースタイルやアメカジスタイルが流行し、同時にコーデュロイも浸透していきました。

コードレーンで涼しくお洒落に旅行を楽しむ

夏素材の1つとして注目してほしいのがコードレーンだ。
タテ方向に白と主に青色が細かい畝をなしているストライプ柄の生地です。
綿100%の物が多く吸湿性が高い
この畝のおかげで肌に密着する面積が少なくなりサラッと着こなせるのだ。
この色柄もマリンっぽくてまさに夏素材という感じがします。
アメリカではコードレーンで仕立てられたスーツをアイスクリームスーツと呼ぶんだとか。
なんとなく色使いや雰囲気ばバニラ混ざったアイスに似ているからでしょうか。
真夏の太陽に映えるオフ感のあるジャケットで夏の旅行を楽しんでみるのはいかがでしょうか
シアサッカーなど夏素材にはまだまだ魅力的なものがたくさんありますので、まだ紹介させて下さい

この春夏はコットンジャケットでお出掛けしましょ?

マスク着用ルールが緩和されてだんだんとコロナ前に戻っている感じがある
まぁ本格的なマスク着用されてから2回目の夏を迎えようとしていますね
もう暑くて嫌だという雰囲気もありますし良いタイミングなのではないでしょうか?
マスク無しでお洒落を愉しむ夏季休暇だと願うばかりです。
麻やコットンに身を包んで写真を取り思い出を残しましょう!
各ブランドからコットン素材が展開されていますので、是非1着ご検討下さい
もう海外では当たり前のようにマスクを外している光景をニュースで見ると羨ましくて仕方がありません…。

オフィスカジュアルにコットンスーツを

一般的にはビジネススーツというとウール地のものが多いですが
コットンスーツでもデザインが奇抜だったり色が派手でなければお薦めです。
夏場やオフィスカジュアルの場ではコットンスーツを着用する機会は増えますし、ビジネス・カジュアル共に対応出来るので使い勝手も良いですしね。
コットンは自宅でも洗濯が出来るので手入れはしやすいのですが、型崩れ等の心配がある方はクリーニングに出しましょう!
ウェットクリーニングが色落ちが回復するので、是非活用してみて下さい。
洗濯機で洗う場合にはスーツを裏返しにして、なるべく弱いモードで洗うようにお願いします
この春夏シーズンに是非お仕立て下さい

コットンの染色について

コットンがあれだけ発色が良く色鮮やかなのか染色性が高い為。
そのため様々な染め方が出来ます。
糸の状態で染める先染め・布の状態で染める後染・製品化した後で行う製品染めなどあらゆる染め方が可能です。
ポリエステルなどの化学繊維は非常に高温な環境(130度以上)でないと行う事が出来ないんですが
綿の場合は50~70度程度でも染色する事が可能なんです。
ですからあれだけのカラーバリエーションが作れるという訳なんです。
こういったファッション性だけではなく、
肌触りが良くなめらかなので敏感肌の方やアトピー性皮膚炎の方や赤ちゃんにもお薦めされています。
コットンジャケットやコットンスラックスをコーディネートに取り入れてみましょう!

カジュアルビスで人気なコットンアイテム

だんだんと服装が自由な会社も増えつつあってビジネスシーンのカジュアル化も進んでいます
それでいてカチッとした印象は残しておきたい人にとってコットンアイテムは重宝します。
ラフな感じもありつつ綺麗めなファッションになりますからね。
やはり一着目はベージュ系統が着回しやすいのでお薦めです。
それから幅を広げていって黒や紺といった方が多いのではないでしょうか。
ラルスミアーニやホーランド&シェリーのコットンクラシックスはカラーバリエーション豊富です。
目付が違ったりポリウレタンが混紡されていたり、お好みのコットン素材があるはずです。