コットン

コットン生地の種類、コットンスーツ、コットンジャケット、コットンパンツなどについて

コットンジャケット

コットンといえばベージュのジャケット

| by pitty_cotton | category コットンジャケット

コットンで作られたジャケット、スーツ、パンツに限らずまず思い当たるのがベージュ色。オフホワイトの濃いめだったり、カーキの薄めだったり、また生成りと言われたり、同じベージュでもサンドベージュと別に名前を付けられるものなど、その種類はとても豊富で一言ではいうことができませんが、コットンの代表的な色といってまちがいありません。
最もオーソドックスな色なので、オーダースーツでお仕立ていただくアイテムの中では、面白みもなく、発色の良いイタリア製コットン服地や、老舗ファブリックメーカー製織の良質コットン生地からは、既製服では手に入れられないような服地が人気がありそうな気もするのですが、そういったお好みとはまた別に、ベージュ系人気は根強く、まず一番はじめに品切れ、売り切れ続出となってしまうのが、このベージュコットンです。
ベージュという明るめ茶系の色で仕立てたコットンパンツやジャケットは、ネイビーにも合いますし、その他春先から夏にかけて着用されることが多い、明るめな色具合のアイテムにとても相性が良く、派手にも見えず、ジャケット&パンツでお過ごしいただくクールビズにも、プライベートでお過ごしいただく楽しい時間にも、兼用できそうなので、使い回し、着回しといった意味でもご利用範囲が広く、おしゃれ好きな方にとりましても、必ず1本は、そうでない方にとっては、見慣れた手近なところで1本といったところから、ご愛用いただくことが多いオーダーアイテムとなっています。

カバート織りコットンのジャケット

| by pitty_cotton | category コットンの種類

オーダースーツの店員をしているとたまにお店屋さんの特権のように良い生地を先に入手できるようなときがあり、それは有名無名を問わず、無名なら生地価格も抑えられておりよりうれしいことになります。
カバート織りがされる生地はコットンばかりではなく、スーツやコート用の生地にも多く見かけるものですが、コットンを素材として使いカバート織りで製織されたものは特別にカバート織りと言われています。単純にカバートと言われることもありますし、カバートクロス、カバートコーティングも同意。
カバートとはウィップコード(鞭・縄)のことになるので、コットンカバートは鞭や縄のような比較的はっきりとしたラインが綾織りとして生地表面にあらわれているコットン生地のことになります。このはっきりめについた畝のために、コットンでもシワが目立ちづらく、これは今回の生地色なのですが、濃いめのブルーが少しグレーがかったような、とても深い色をしており、商売よりもまず自分で1着仕立ててみたいと思えるコットン生地で、春夏用のコットン生地ではありますが、若干の毛羽立ち感もオールシーズン的に着たいと考えていたためのコットン生地としては、理想的。数シーズン傾向のある、鮮烈なというか、きれの良いきれいな明るめブルーからは少し外れた色具合なのですが、これはまたこれで良いという好みなコットン生地です。

コットンで仕立てるスリーピーススーツ

| by pitty_cotton | category コットンの特徴

ここ数年とても人気が高くなってきたスリーピーススーツ。その以前にはスーツでさえ窮屈な感じがするのに、ベストまで付けたらかしこまりすぎて余計かたい感じがする・・、きちんとしすぎ・・。というようなご意見を聞くことが多かったベスト付きのスリーピーススーツなのですが、英国調スーツに多くに方が高い関心をよせていることと、オッドベストを、カジュアルに着こなす方が増えてきた影響から、ベストそのものに人気が集まってきているのでは・・と推測します。
また、ジャケットとパンツのコーディネートをジャケパンと呼び、少し前にはカジュアルフライデー、現在ではクールビズやウォームビズの代名詞のように扱われていたものが、さらに軽装化し、ジレパンと呼ばれる組み合わせが普及していることにも影響があるような気がします。ベストのことをジレやウエストコートと呼ぶ方がいると、オーダースーツ店の店長としては、若干警戒気味にその方を観察したりしますね。この人は、なかなか詳しそうなので、また背伸びをしているので・・という具合です。
コットンの優れた特性として、夏は涼しく・冬は暖かくという衣服内外の温度調節をするという寒暖調整の性質があります。ベストそのものが袖なし胴衣として、ファッションアイテム以外に着用・非着用時に、寒暖を調整する目的に使うこともあるため、ベスト付きスリーピースとしてのオーダーはとても理にかなったものと思いますよ。
カジュアルの服地なので、3ピースとしても、ベスト単品としても、スーツ、ジャケット、スラックスなど個々のアイテムとしてもご着用がしやすいです。

見た目にも涼しげな清涼感を楽しむシアサッカーコットン

| by pitty_cotton | category コットンジャケット

シアサッカーというのは織り方の種類の一種。コットンばかりではなく、混紡素材だったり、リネン、シルクなどでも多く見かける盛夏用素材によく合う、生地表面に「しぼ」と言われる凹凸感のある織り方で、和名には「しじら織り」ともいわれるもの。
織る際に、タテ糸と横糸の張力を変えることで、生み出される生地表面で、波のようにぼこぼこしているので汗ばんだ肌との接地面が少なく、さらっとした肌ざわりが特徴的です。
コットンでシアサッカーの定番といえば、白地にブルーやグレーなどストライプ柄を浮かせたシアサッカーストライプと名前も付けられてしまうほどな、織り柄。白地にブルーはそれだけで見ためにも涼しさを感じさせてくれます。
このシアサッカーで仕立てたジャケットやスラックスのもうひとつのメリット。どうしてもシワになりやすいと言われてしまいがちなコットンやリネン素材、シワはもう楽しんでしまうものと、ご愛用者の多くがお考えになるところですが、シアサッカー素材は、その凹凸感のために、はっきりと目立つシワが出にくい、見えづらいです。
上下で着用するシアサッカーコットンのスーツなどは、映画で見るリゾート用スーツにぴったりなイメージですが、街着で着るのにはちょっと強すぎる柄とお考えなら、ジャケットだけ、スラックスだけというオッドアイテムとしての取り入れ方も、コーディネート術のひとつとしご検討いただけばと思います。