ミシンステッチやピックステッチをコットンジャケットに入れてみる

ピックステッチというのは、コットンに限らずオーダースーツを仕立てる際に、お台場仕立てや袖本開きと一緒に人気のディテールオプションになります。。
ミシンステッチも人気がないというわけではないのですが、ミシン目で入れられるステッチのため、高級感やオーダースーツらしさという点で、手縫い感のあるピックステッチには一歩及ばない感じ。また、コットンスーツやジャケットのような、生地表がカタメなコットン素材と、ピックステッチとの相性はとても良く、その相性の良さは、ピックステッチを入れた際に、目立つというところに尽きると思います。。生地が、カタメで丈夫、織りがしっかりしているので、チクチク入れられるピックステッチは仕立て映えがします。
ただ、このピックステッチは種類が少なく、端から数えてコバに入れられるコバステッチと、5ミリのところに入れられる5ミリステッチの2種類のみ。
その反面、ミシンステッチはとても種類が多く、端から数えてコバステッチ、5ミリステッチ、7ミリステッチ、10ミリステッチのほか、2ミリ+8ミリ位置に入れられるダブルステッチや、9ミリ位置+その外側3ミリのところにダブル線で入れられるレールステッチなど、ステッチはフロントステッチとした場合でも、上衿から下衿、胸ポケット、腰ポケット位置に入るので、ミシンステッチの縫い目といえど、カジュアルなコットンアイテムに組み合わせてみたいオプションがいっぱいです。。