コットン栽培の起源はメキシコ

春夏のカジュアルスーツとして人気の高いコットン素材
その歴史は古く紀元前300年付近に古代ギリシャの王様に「インドには羊毛が生える木がある」とセレウコス1世が教えています。
もっと遡ると紀元前5000年頃にメキシコのテワカン峡谷でアメリカ栽培綿が見つかっています。
そしていま栽培されている約90%がこの綿です。
日本でコットンの栽培が始まったのは1494年の越後国で16世紀はじめから末期にかけてと言われています。
明治以降に政策により綿布の生産が強化されて、1930年代には輸出量が世界一になりましたが、両税廃止運動があって安い原料がはいるようになった。
それがきっかけとなって日本の綿花栽培は衰退していきます。
戦後、世界一になりましたが、安価はアジア産に追いやられる形となって、減少していったのです。