最も身近な素材と言ってもいいコットン

日本国内の繊維消費量の約40%を占めている素材とは一体なんでしょうか?
正解は綿です。
寝具類から衣料品まで幅広く使われていて、私たちの日常生活に密接しています。
起源は古代インド(※諸説有)で、綿花の栽培に関するノウハウなどがアラビア商人によって西に伝えられ、ヨーロッパの東西に発展。
現在では、中国・アメリカ・インド・パキスタン・ロシアが主要な生産国となっています。
一方、日本では戦後末期に綿で織られたモノが輸入され、一部の武士の間で使用されていました。
そのあと日本国内で綿花の栽培が進んで、17世紀後半には麻に変わって一般階級にも広がっていった。
染色性や発色性が高く、鮮やかな色をしていますね。
水分を吸収して発散させる力に優れていて、さらっとした肌触りを持っています。