コットンパンツのシルエット

オーダースーツ店としても好ましい、現在パンツのシルエット傾向は、細身でしかもその細身シルエットのために、股上が浅く、股下も短く、結果パンツ総丈も短いというもの。生地問屋さんを含め生地を扱うメーカーさんなどもさぞかし今どきの流行に苦々しい思いをしているのではないかと思ってしまいます。。
既製スーツがそのトレンドを握っているため、シェアなどほんの微々たるものに過ぎないオーダースーツ店の店長はその流行に沿ったシルエットで、お客様の体型により合ったモデルを仕立てるのが仕事です。。
コットンパンツもその細身なトレンドを反映しており、メンズのコットンパンツでは、股上の浅いローライズに加え、ノータックアイビーパンツにあるパイプドステムストーブパイプストレートレッグ・スラックスのパンツシルエット。
レディースのコットンパンツは、種類も多いので一様にはいえませんが、コットンでオーダーパンツのご注文をいただくことが多いのは、やはりヒップが小さく見えるローライズ、ヒザから裾にかけてゆるやかに広がるジェントリーフレヤードというシルエットが多いように思います。。
夏は肌に接する部分も少なく、風通りも良くするために巾広なバギーパンツセミバギーパンツオックスフォード・バッグスフルパンツなど呼び方はいろいろありますが、バッグスの名前の通り袋のようにゆったりしたパンツシルエットというものも・・。しかし、パンツのお仕立て代としては、タイトパンツもバギーパンツも基本的には現在同価格なため、あまり多くご依頼いただくとその対応に若干の工夫が必要かも知れません^^

オーダースーツ Pitty Savile Row