コットンの染色と化学の関係

綿素材にはあらゆる発色の良いカラーバリエーションがありますね。
例えば王道なのはベージュのコットン
それからオリーブグリーンから原色のようなものまで色々あります。
ところで、なぜ染まるのでしょうか?
これには化学と深い関係があるので、少しだけ紹介したいと思っております。
構造として、水に溶ける性質を持っている色素が、繊維に吸収されると
洗って落ちることがなく繊維に吸われたままの現象が起きる、それが染色です。
毎シーズンにはラルスミアニの新色を見るのが楽しい。

春夏の装いにコットンスーツを

春にはコットンスーツで見た目も着心地もスッキリ涼しげに見せたいですよね。
汗をかくことが多くなってくるので、吸湿性の高い綿がオススメなんです。
ジャケパン人気が高まっているので、ジャケット単品でもスーツでもカジュアル・ビジネスと使えますし使い勝手がよい。
冬は暗いダークな色が好まれがちですので、コットンの発色のいい生地はとても気分を変えるのにも効果があります。
ストレッチ素材が混紡されたコットンもありますし、色のバリエーションは本当に豊富です。
シーズン毎に新色が入荷されるので、微妙な色違いまで揃えることが可能。
オンオフ使える綿スーツをぜひ!

そろそろ春夏、綿ジャケットを意識する

先日はものすごく暖かな陽気でしたが、この週末は寒波が来ていると仰っていました。
といいつつも、春はもうすぐそこまで来ています。
植物も動物もいまかいまかと待ち望んでいるでしょう。
そこで、衣服に目を向けてみると綿ジャケットやコットンスラックスが欲しくなりますし活躍しますよね。
ビジネスでのジャケパンスタイルでも休日のオフスタイルでもお洒落に着こなしができます。
リネンと同様に天然繊維であり、春夏生地の定番。
ポリウレタンが数%混紡された、ストレッチが効いたコットンなんかもあって、履き心地も変わってくる。
モールスキンのようなコットン素材もあって、秋冬に寄った生地もあります。

コットンと発展途上国の話

ここで問題です!
世界ではどのくらいの人々がコットンの生産に関わっているのでしょうか?
正解は、世界70ヵ国以上で約1億世帯が従事しているようです。
カメルーンやパキスタンやマリといった発展途上国では国を支える大事な輸出品となっています。
その中でもインドは世界最大の面積を持っていて、生産量は世界2位に位置しています。
ただ、現実は厳しいものとなっている…。
40万人以上の子どもが働いていて、その多くは女の子と言われています。
そして学校にも通えずに、家計を助けるために頑張っているのです。
ただ私たちの生活はコットン製品で溢れていますし、例えば綿ジャケットやコットンスラックスといったもの。
もう春先はすぐそこまで来ています。

コットンジャケットはビジネスでも休日でも

ジャケパンが浸透しカジュアルさが広まってきて綿素材のスーツやジャケットの人気も高くなってきた。
パンツ単品でもジャケット単品でも活躍してくれるのは、コットン素材のいいところ。
発色の良さなどから夏のオフのようなイメージが強いですが
生地的には春・夏・秋口まで着用できる使い勝手が良いのです。
さらに通勤にも休日どこかげ出かける時にも使えるのでとても汎用性が高い。
まずはネイビーから、そして明るい色を選ぶ。
寒い時期はやはり着用する服の色は黒くなりがちなので、春先はコットンの発色の良い明るい生地で気分を一転させましょう!
やはり1番コットンらしいのはベージュやライトベージュでしょう。
ラルスミアーニやホーランド&シェリーのコットン素材は、とてもオススメです。

最も身近な素材と言ってもいいコットン

日本国内の繊維消費量の約40%を占めている素材とは一体なんでしょうか?
正解は綿です。
寝具類から衣料品まで幅広く使われていて、私たちの日常生活に密接しています。
起源は古代インド(※諸説有)で、綿花の栽培に関するノウハウなどがアラビア商人によって西に伝えられ、ヨーロッパの東西に発展。
現在では、中国・アメリカ・インド・パキスタン・ロシアが主要な生産国となっています。
一方、日本では戦後末期に綿で織られたモノが輸入され、一部の武士の間で使用されていました。
そのあと日本国内で綿花の栽培が進んで、17世紀後半には麻に変わって一般階級にも広がっていった。
染色性や発色性が高く、鮮やかな色をしていますね。
水分を吸収して発散させる力に優れていて、さらっとした肌触りを持っています。

「休日にコットンスーツ」が似合う大人に

休日にスリーピースを着てどこかお洒落なバーにでも繰り出したい。
コットンスーツをさらりと着こなし、ネクタイを締めスエードの靴で颯爽と歩きたい。
コットンスーツを愛してやまないイタリア人、なんとイタリアはワインの生産量が世界一なのです。
休日にコットンスーツを着用してバーに出かけイタリアワインを嗜む、そんな優雅な日をイメージする。
栽培されている品種が多いからそれだけ味のバリエーションが豊富。
イタリアでは水より安いと言われている程に日常的に飲むモノで1リットルが150円で買えるんです。
1リットルが150円ですよ?
コットンで仕立てたスリーピースを着てイタリアンワインを飲む、映画のワンシーンでありますね。

アメリカのコットン産業

アメリカ国内においてコットンの元となる綿花栽培は農業で大きな割合を占めています。
フロリダ州などの南東部とテキサス州などの南西部が大きくそれぞれ、32%と45%となっています。
そしてミシシッピ州で19%とカリフォルニア州で4%といった感じ。
年間の出荷価格は55億ドル以上にもなり、28万人以上の雇用と1000億ドルの経済効果を生み出すのです。
その他にも、大豆や小麦が主な農作物。
日本食に欠かせない米。
アメリカでは日本のような短粒米ではなく、長粒米で最もこれを栽培しているのはカリフォルニア州となっています。
アジアでの平均消費量は136kgなのに対してアメリカはなんと12kgなのです。
最も消費するハワイ州でも45kgです。
数字で表されるとより文化の違いを感じますよね

コットンジャケットを綺麗に保つ

コットンは春から秋頃まで、モールスキンのような厚手の生地なら寒い冬まで着れちゃうのでとても優秀で便利。
ビジネスでもカジュアルでも着れちゃいますしそうなってくると自ずと着用回数も増えてくる…
だからこそ手入れは丁寧にしたいと思いますよね?
クリーニングや選択はもちろん大事なのですが、日頃のブラシ掛けも大事!
洋服の繊維を整えてあげることで、長持ちしますし綺麗に着用できます。
ブラシの種類にも注目しましょう。
ブラシはナイロン製と天然素材のモノがありますが、圧倒的に豚や馬の毛を使っている天然素材のモノが良いでしょう。
コットンのジャケットなど固さのある生地には豚毛を、ウールやカシミヤなどには馬毛を使うとより良い。
年末ですし、お出かけする機会もあると思いますので、お洋服に感謝の意味を込めて手入れをしてあげる時間を取ってみて下さい。

コットンスーツで装いをカジュアルに

みなさんはコットンというと どのようなイメージをお持ちでしょうか?
実は紀元前2000年頃から既にインドなどで使われていて、14世紀にヨーロッパに広がっていった素材なのです。
絹同様に大変貴重な物として取り扱いをされていましたし、インド綿はヨーロッパの人たちにはとても有名でありました。
18世紀には新しい技術が開発されて、大量栽培のようなことが可能になり、生産コストがかなり下がりました。
そんなコットンは吸湿性や染色性に優れています。
色鮮やかなで発色が綺麗でコットンスーツだけでなく、単品のジャケットやスラックスにも人気です。
ポリウレタンを混紡して伸縮性のあるストレッチコットンも魅力的。
これからの時期でも着用できるモールスキンといった少し厚手のコットンもございます。