コットンの元となる綿花の生産量ランキング

私たちの生活には無くてはならない素材となっているコットンですが、どれくらい知っていますか?
まず綿花、これがコットンの大元の植物になります。
では、一体どこの国が1番生産量が多いと思いますか?
1位 中国約1600万トン、2位インド 1400万トン、3位 アメリカ 1000万トン、4位 パキスタン 500万トンとなっている。
以外だったでしょうか?だいたい予想は当たっていましたでしょうか?
一応10位まで書いておきます。
ブラジル、ウズベキスタン、トルコ、オーストラリア、ギリシャ、ブルキナファソです。
ちなみに日本はほぼ100%を輸入に頼っていて、アメリカ、ブラジル、インド、ギリシャ、オーストラリアなどから輸入しています。
こんな具合が日本のコットンを取り巻く事情でありますね。

イタリア人はコットンスーツが好き

イタリアでは多くの人が好んで着用しています。
夏でも比較的過ごしやすいイギリス人がバカンスを楽しむ為のリゾートウェアとして広まっていきました。
そんな様子を見ていてイタリア人は英国の文化などそんなものは関係なく、コットンスーツを普段着とか街着として着用するようになりました。
温暖な気候とのんびりとした国民性が綿の持つカジュアルっぽさ柔らかな雰囲気や飾らない感じが合ったのでしょう。
気候風土はそれぞれ生産している生地にも表れていて
よく言われるのがイギリス製は目付けがしっかりと生地にハリコシがあり、イタリア製は柔らかでしなやかな印象。
イギリスは硬水・イタリアは軟水といった違いからも生地の雰囲気が異なっています。

古くから親しまれてきた綿

綿は昔から私たちの生活に欠かせない素材で親しまれてきました。
繊維に拗れがあって、保湿性と吸湿性が持ち味です。
肌に直接触れるアンダーやTシャツなど、汗を吸うことが大事な場面で使用されることが多い。
そして熱にも強く、薬品にも耐性がありますし、染色性が高いために様々な色パターンがありますね。
なかでもラルスミアーニのコットンやホーランド&シェリーのカラーバリエーションはとても豊富。
コットンジャケットも何着でもスラックスも何本でも欲しくなってします。
クローゼットの中に入れておきたいと思ってしまいます。
ウールとはまた違って発色も良くステージ衣装なんかで着用するとパッと華やかな印象になる。
まずはオリーブやカーキといった定番色で1本ほしい。

肌が弱いと感じる方へ、コットンの優しさ

春夏のみならず厚手のコットンは秋冬に人気があり
まさにオールシーズンで活躍する素材はインダス文明のインドが原産と言われています。
ハイビスカスのような綺麗な黄色い花を咲かせて、虹色になり、そしてコットンボールと呼ばれる真っ白な綿の珠ができるのです。
長い毛と短い毛から成っているのですが、長い方はコットンの糸になって、短い方はオーダースーツの裏地などで良く使われるキュプラになります
そしてコットンの繊維は先端が丸くなっているので、肌への刺激が他の繊維に比べて少ない。
肌になんらかの異常があって皮膚科の先生に診てもらうと、衣類も大事だと言われました。
化学繊維は駄目でなるべくコットンなどの天然繊維が良いですよって。
ですから子供向けの衣服はコットン素材でることが多く、大変重宝されています。

デニムとコットンの関係性

デニムの似合う美脚に憧れを持つ人たちは多いだろう。
そんなデニム製品の元となっているコットンは4000年以上も前から栽培され人類に影響を与えてきた。
中国、インド、アメリカ、パキスタン、ブラジルなどが主な生産国となっていて、乾燥地帯で良く栽培されています。
雨水を利用した栽培ができるので、そういった便利なシステムをもっていない地上国でも栽培ができる。
一口にコットンといっても綿の長さで種類が別れ、製品の用途によって使い分けています。
なかでもコットンスーツは紳士服やオーダースーツでも人気のアイテムで、春夏の装いとして活躍しています。
色が豊富でハッキリとした発色をしているので、ステージ衣装なんかを仕立てる方もいらっしゃいます。

ラルスミアニのストレッチコットン

コットン100%とコットンにポリウレタンが2%や5%ほど混紡されている生地ではかなり違いがあります。
風合いもありながら伸縮性を保っています。
この伸縮性が着心地に影響を与え、少し楽にしてくれます。
また、スラックスにおいても伸び縮みするというのは動きのある仕事をされている方にもオススメです。
しかしどうしてもポリウレタン混は経年劣化があるので敬遠される方がいらっしゃるのも事実。
履き心地と経年劣化問題は要相談でしょうか。
最終的には好みの色柄があるかどうかで決まると思いますが、百聞は一見にしかずなのでまずはお気に入りのコットンを見つけてみましょう!

地厚なコットンはやはり一味違う

秋冬生地の代表格といえば「フランネル」や「ツイード」といったモノを想像しますでしょうか?
ここではモールスキンのコットンを紹介します!
“モグラの毛皮”が意味する通りに厚手なコットンで、太番手の綿糸を綾織りにして、生地表面が起毛されている。
ずっしり感と起毛感が、防寒もしっかり出来て、保温性も高い。
この冬はこんな素材でアウターを仕立てオシャレを楽しんでみてほしい。
ホーランド&シェリーが取り扱っているサンプルブックには「モールスキン」と「コーデュロイ」が並列して載っているのだが
なんともカラーバリエーションが豊富で迷ってしますんですよね。
まぁそれもオーダーの楽しみ♪

着まわし便利なコットンスーツをオーダーしてみる

春先のオシャレとして真っ先に思い付く装いはコットンスーツでしょう
明るいベージュの綿ジャケットやオリーブグリーンのコットンパンツは使い勝手が良くてコーディネートしやすい
定番であるがゆえに敬遠される方もいらっしゃると思いますが、オーダーであれば体型にぴったりと合うので格好良くスタイリッシュに決まる!
イタリアではコットンスーツを着た人を結構見ますし、ラルスミアーニのコットンは有名ですしイタリア国内では最大手になります。
毎シーズン数色は新しい生地が入ってきます
なんらかのステージ衣装だったりをお仕立て頂くこともあります
原色のハッキリとした発色は鮮やかでとても映えます
まずはコットンぽいコットンであるライトベージュの生地で仕立てて、バシっとしたスタイルを楽しんでほしいのです

コットンジャケットは万能である

肌に優しいコットンはアトピー持ちの方にも、春夏にオシャレを楽しみたい方にもオススメの素材。
コットンジャケットと合わせるスラックスを変えれば、春夏の着こなしが抜群に広がります。
さらに肌寒い感じたり着る物に困ったり体温調節が難しい秋にもちゃんと重宝してくれます。
秋冬用の綿素材としてモールスキンのコットンがあります。
これはモグラの毛皮のように厚く目付がしっかりとしていて起毛感があって重量感がどっしりとあります。
まさに秋冬用といった印象です。
実際に手に取って頂き、手触りや発色を確認してみてほしいですね。
ポリウレタンが混紡されたストレッチコットンや起毛感のある秋冬用コットンや色鮮やかな綿素材を。

コットンスラックスを正しく洗う方法

まずやらなければいけないことは水洗いが可能かどうかの確認です。
それを確認しクリアしたら、ボタンやホックやファスナーを留め閉めます
ポケットを裏返して溜まっているゴミを丁寧に掻き出します。
コットンパンツがぴったりと入る洗濯ネット用意して、シワや型崩れを防ぎます。
ここからは洗濯のコツですね
夏場よく着用したですとか汗が気になったですとかそういった汚れと臭いが気になる場合は、つけ置き洗いです!
30℃のぬるま湯に重曹や洗剤を入れ、そのまま置いて汚れを浮かばせるようにします。
2リットルに4分の1カップが目安。
コットンの場合には色落ちしやすい可能性があるので、手洗いがやはり最も良い方法でありますね。