コットン

コットン生地の種類、コットンスーツ、コットンジャケット、コットンパンツなどについて

御幸毛織・マスターシードコットンで仕立てるコットンジャケット

| by pitty_cotton | category コットンの種類

御幸毛織は日本の最高品質のスーツ、ジャケット、パンツ生地を作る生地ブランドとしておじさん世代でも知らない人が多くなってしまったかも知れませんが、おそらく50代、60代の方からすると、御幸毛織で仕立てたオーダースーツなどは手が届かない、いわゆるいつかはクラウン的な憧れ、垂涎のスーツ生地だったのです。
日本製服地は、どうしてもイタリア製、イギリス製という舶来の高品質、ブランド力のある生地メーカーに押されがちなところもあり、オーダー服地としても若干さみしげなところもあるのですが、この御幸毛織だけは頑張っています。
とくにこの春夏シーズンおススメなのが、マスターシードコットンと名付けられたコットン生地で、これは、ジャケット&トラウザーズに収録されているのですが、綿花の女王と言われる「シーアイランドコットン」とその強さに定評のある「ピマコットン」の交配品種のコットン繊維より作られたもので、「シーアイランドコットン」の光沢感、肌触りの良さと、「ピマコットン」の強さを合わせもったスーツ、ジャケット、スラックスのすべてのオーダーアイテムに適したコットン生地となります。
このマスターシードコットンは、御幸毛織の親会社となっている東洋紡とアメリカのニューメキシコ州立大学との共同開発によって生まれた、目付220gととても軽いコットン生地となっています。

コットンジャケットとベスト

| by pitty_cotton | category コットンベスト

ベストの高い人気はここ数年のもので、それはブリティッシュスーツ的3ピーススーツのカチッとした正統的スーツが注目を集めたからか、それともクールビズ傾向のため、ジャケットのかわりになにか上に羽織るものが気分的に、暖かさを確保するために必要だったのかは、オーダースーツ業にたずさわるものとしてもはっきりと断定することはできないのですが、これはベストをジレと言ったり、ウエストコートと言ったりする呼び方が広まっているほど。
確かにベストは、ジャケットといっしょに着るとそのコーディネートの効果はなかなか高く、差し色的なオッドベストのレイヤード効果は利用すべきです。
オーダーベストというところからは、ジャケットと一緒に仕立てていただくというオーダーが増えてきており、特にコットンで仕立てるジャケット+ベストのコーディネートは、ボトムスに多くの素材、デザインのものを選べるという点で、注目すべきアイテム。
春夏シーズンには、アングル丈の半端丈のパンツや、デニムパンツ、ビジネス用に着るならサマーウールというのも十分、ご選択いただく範囲内の素材です。
オーダーで仕立てるコットンジャケット+ベストは、同じ生地で仕立てたり、色違いで仕立てて組み合わせる、カジュアル色の強い着こなし用オーダーもお選びいただけます。

コットン素材で仕立てるワークパンツ

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コットンは丈夫で他の服地に比べると生地価格も比較的安く、手に入りやすい素材のため、汚れても大丈夫な仕事用のスラックス生地としても多く用いられていますが、オーダーで仕立てるコットン生地は、繊維が長く細いコットンを原料とする生地の仕上がり感も肌触りもソフトで、光沢感も強いものになるため、一見してその差は明らか。
少し前までは、コットンが作業着などに使われることも多い服地であったり、コッパン、チノパンなどカジュアルパンツとしてのイメージが強く、市販品でもお求めやすいことから、オーダーでまでコットンパンツというお考えの方も多かったようなのですが、クールビズ傾向の影響からか、秋冬シーズンも含めてオッドパンツへの関心度が高まり、パンツのオーダー単価は、上がり気味。コットンも上質な生地を使用しているオーダーコットンパンツへの人気は高まるばかりです。
また、オーダーコットンパンツならではのディテール変更では、簡単なところでは、脇ポケットや後ろポケット(ピスポケット)、裾をシングル、ダブル程度ですが、コットンとなじみの良いステッチを生かした、パンツ脇に入れるダブルステッチやピックステッチ、ワークパンツのデザインに特徴的なカーゴポケットをフタ付きやフタなし、巾に奥行のあるマチ付きで作ったり、ハンマーループを特別に指定したりなどのほか、外付けの尻シックというのも、ワークパンツ的雰囲気がして試してみたいデザインのひとつです。

メルソレアで仕立てるコットンスーツ

| by pitty_cotton | category コットンスーツ

メルソレアはハリソンズ・オブ・エジンバラのコットン、リネン、リネン+モヘアのカジュアル向け素材を展開している服地銘柄で、特にコットンには生地の目付(重さ・厚さ)の種類が多く、春夏向けコットンのみでなく、オールシーズン、秋冬シーズンにおススメな目付580gほどもあるウィンターコットン向けな素材まで網羅。
メルソレア(Mersolair)と付けられた名前は、「メル=ビーチ」「ソル=太陽」「エア=空気」からとられたもので、舶来生地好きな日本人好みの名前です。
まだ肌寒い2月には、サマーコットンと言われるような薄手なコットンはもうしばらく待たなくてはならないところですが、オールシーズン向きのコットン、決して数は多くないのですが、重い目付のウインターコットンはもうすでにファッションアイテムとして、春夏のみではない位置づけとされているような感じがあります。
オーダースーツショップの運営している実感としても、コットンは1年を通じて着用される天然素材。春夏シーズンのコットンは薄手なうえ生地表面にクリア感をだしたすっきりとした織り感で。秋冬シーズンやオールシーズン向けのコットンは、綿毛のような毛羽立ち感を出し、肌触りも暖かだし、品質が良いものなら、より優しい素材感が、ビジネス用、フォーマルなイベント素材としてもその光沢感なら使えそうです。。

オーダーで仕立てるコットンパンツ、コットンスーツ

| by pitty_cotton | category コットンパンツ

ほんの数年前のコットンパンツについての考え方は、カジュアルパンツといいますか、仕事用に履くという人が少なく、そのためにわざわざオーダーでスラックスを仕立てるという人もあまり多くなかったというのが感想です。
まったくコットンでパンツまたはコットンジャケット、コットンスーツを仕立てる人がいなかったかと言えばそうでもないのですが、コットン素材でパンツを履きたいけど、体型が大きかったり、小さかったりで合わないという方や、オーダーでのみ展開している鮮やかな、もしくは高級コットン生地で仕立ててみたいというごくわずかな方のみ。
現在では、やはりクールビズやお仕事環境の変化、スーツをカジュアルっぽく着るようになった傾向から、その素材はコットンのみでなく、夏ならリネンや、独特な風合いをだすためにコットン+リネン+ウールなどを素材原料として混織されるミックス素材などみられるようになりました。コットンやリネンはシワになるから、仕事用にはちょっと・・という方お考えは、一部にはあり、たしかにその通りなのですが、コットンは仕事用、カジュアル用の厳密な線引きは少なくなっているのが現状。
サイズを合わせ、腰ポケットや脇ポケットのデザイン、意匠的なシルエット、ワークパンツ風に、カーゴポケットをフタ付きで付けるなどのオーダーデザインを取り入れたような個性的なデザインは、コットンパンツにもその人気度を増しています。

コットンスーツは夏ばかりではありません。

| by pitty_cotton | category コットンスーツ

コットン、リネンといえば、もうこれは間違いなく春夏用のカジュアル素材。夏向き服地の代名詞といっても良いぐらいだと思うのですが、近頃のクールビズ傾向から、より楽に過ごしたい方が多いのだと思います。コットンでさえ、夏はもちろんですが、夏も含めより長い期間ご着用になりたい様子が見られます。
コットンスーツをどうせ仕立てるなら、上下スーツでも着ますが、暑い夏にはジャケットは脱いで、パンツのみ・・というところです。コットンでさえ、上下で着るのが億劫になっている方たちにとってのコットンアイテムは、それならそれで、もともと長く着用できるオールシーズンタイプのコットンスーツがあっても・・、と考えはそこにたどり着くわけです^^本来、コットンは、涼しいばかりに関心度、知名度のある天然素材ですが、秋冬シーズンには、衣服内の温度を逃がさず暖かいという効果もある服地。オールシーズン向きには最適です。
また、生地の目付けが軽く、薄いのが夏コットンの大きな特徴ですが、オールシーズンタイプのものは、比較的生地が厚めで、秋冬シーズンには暖かさを逃がさない空気を多く取り込むための生地表面に毛羽立ち感があったりして、見た目にもすっきり涼しげな夏コットンとは、また違った風合いを楽しめるコットンスーツが仕上がります。

ミシンステッチやピックステッチをコットンジャケットに入れてみる

| by pitty_cotton | category コットンジャケット

ピックステッチというのは、コットンに限らずオーダースーツを仕立てる際に、お台場仕立てや袖本開きと一緒に人気のディテールオプションになります。。
ミシンステッチも人気がないというわけではないのですが、ミシン目で入れられるステッチのため、高級感やオーダースーツらしさという点で、手縫い感のあるピックステッチには一歩及ばない感じ。また、コットンスーツやジャケットのような、生地表がカタメなコットン素材と、ピックステッチとの相性はとても良く、その相性の良さは、ピックステッチを入れた際に、目立つというところに尽きると思います。。生地が、カタメで丈夫、織りがしっかりしているので、チクチク入れられるピックステッチは仕立て映えがします。
ただ、このピックステッチは種類が少なく、端から数えてコバに入れられるコバステッチと、5ミリのところに入れられる5ミリステッチの2種類のみ。
その反面、ミシンステッチはとても種類が多く、端から数えてコバステッチ、5ミリステッチ、7ミリステッチ、10ミリステッチのほか、2ミリ+8ミリ位置に入れられるダブルステッチや、9ミリ位置+その外側3ミリのところにダブル線で入れられるレールステッチなど、ステッチはフロントステッチとした場合でも、上衿から下衿、胸ポケット、腰ポケット位置に入るので、ミシンステッチの縫い目といえど、カジュアルなコットンアイテムに組み合わせてみたいオプションがいっぱいです。。

ホワイト色とオフホワイト色のコットンスーツで悩む

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白色のコットンジャケット、パンツで着るコットンスーツは、街中で着るストリートスーツとして着るにはかなり目立つだろう。スーツで着なくとも、上下別々、セパレートで着用することも考えると、暑い夏シーズンには持っていたいアイテムなのが、白のコットンスーツ。
このホワイトは、コットン同様リネンで仕立てる際にも悩むのですが、まったく漂白したような純白のホワイトか、若干黄味がかったいわゆる生成りのオフホワイト。オフホワイトには、生成りのほか、ボーンカラーやオイスターカラーなど、この色を連想するいくつかの名前が付けられており、それだけ奥が深くファッション性も高いと言えると思います。
その反面、直球で勝負する真っ白なホワイトもやはり捨てがたく・・というところ。
コットンはその生地の性質上、また素材のもつイメージから、必ずしもきっちりオンビジネス前提では着用することは、そのシーンをよく考える必要があり、ネイビーやグレー、黒色コットンならまだしもですが、ホワイト系では。
それなら後悔がないように、真っ白ホワイトへと考えが動き、少し戻って、ジャケットはオフホワイト、パンツはホワイトというところで、まとまりました。なかなか良い選び方だと思うのですが、どうでしょう。ジャケパンのような上下別の購入は、共生地スーツでの購入に比べ若干高めとなってしまうのですが、誘惑に負けました。

コットンジャケット・スラックス・ベストでコーディネートする

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ジャケパンやジャケスラといわれるものは、素材はコットンに限ったものではありませんが、それぞれ独立したコットンジャケットにコットンパンツを組み合わせるもの。これがコーディネートということなのですが、クールビズ傾向のお仕事スーツの事情もあって、使われる素材や色柄は、昔にくらべずいぶん使える範囲が広くなってきました。
コットンなどは、丈夫で春夏シーズンを中心に、暖冬傾向の秋冬シーズンにまでかけて長くご着用いただくことができる素材のため、特にネイビー、グレー、定番色となるベージュなどは、ビジネス用も含めご利用範囲の広いアイテム。
きっちり過ごしたい平日昼間のお仕事には、濃い目のネイビーやグレーの生地、場合によってはベストまで共生地で仕立てたスリーピーススーツとして。また、ネイビーコットン、グレーコットンの三つ揃えスーツが1着ずつあれば、それぞれのアイテムの組合せを替えたコーディネートで、着こなしの巾が広がります。
1点のみチェックやヘリンボーンなど、特徴的な色柄のベストやスラックスを加えることで、そのコーディネートのパターンはさらに多くのものに。現在6月に入り梅雨シーズンとなっているのですが、こんな時期にはジャケットをはずして、ベスト+パンツという組み合わせも、タテの線がすっきり、スマートに見えておススメです。。

コットンジャケットを総裏仕立てで

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総裏仕立てと言われてすぐピンとくる人は、オーダースーツとは限りませんが、かなりスーツデザインについて関心があり、詳しい人だと思います。そういう方なら尚更、コットンジャケットに総裏仕立てはあわせることが少ないのでは・・、と疑問に思うかも知れません。。
コットンという素材は、スラックス、ジャケットとして着用する場合、今までは夏のイメージをもたれることが多く、その性質としてまず第一に上げられる吸湿性と発汗性の良さ。この2点の特徴的な性質は間違いがなく、コットンのものなのですが、その保温効果というのも見逃せず、秋冬シーズンには暖かく、生地表面により多くの空気を取り込むために、毛羽立たせたオールシーズン向きのコットンや、ウィンターコットンと分類される服地も近頃では目だってきたように思います。
こういったコットン繊維の熱伝導率が遅いための保温効果から、また秋冬シーズンの温暖化傾向から、ジャケット着用時、その衣服内は比較的すべりが悪くなりがちな、摩擦係数の多いコットンにも、裏仕立てを総裏仕立てという選択肢が出てきます。
従来のように、コットンはより涼しくとお考えの方には、向かないおススメかも知れませんが、コットンという優れた天然素材には、まだまだ多くの可能性がありそうです。

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