やっぱり春夏はコットンジャケットが着たくなる

先日、静岡県の浜松市で国内最高気温となる41.1度と記録して、夏真っ盛りといった状況ですね。
新型コロナの影響でマスクをしなければいけない場面も増えたので、いつも以上に熱中症には気を付けなければいけません。
外に出かける機会が減ってはいるものの、やはり春夏はコットンジャケットなんかでお洒落したくなります!
自粛自粛となっていたので、たまに出かけるときは飛びきりのお洒落で、楽しみたいものです。
来年のゴールデンウィークや夏休みは、しっかりと皆さんが満喫できる事を願っています。

ストレッチ素材として知られるポリウレタン

みなさん洋服などを買い物していて”ストレッチ”と表記された商品なんかを目にした事があると思います。
例えばストレッチコットンスラックスといったモノです。
このようなネーミングが付いているものの殆どにポリウレタンが使われています。
天然ゴムの代替品として開発されて、正式名称はスパンデックスと呼ばれます。
伸縮性があって、強度は天然ゴムの5~8倍。
その為、スポーツウェアや水着や靴下など、多くの製品に使われています。
コットンだけでなく、レーヨンやポリエステルなどの別素材とも相性が良いので
様々な素材と配合されいろんな場面で活躍しています。

綿はどのようにして日本にやってきたのか

綿素材というと、日常生活においてありふれた素材の一つだと思いますが
実は昔から馴染みのあった植物ではなかったようです。
では、どのようにして日本に綿が入ってきて、浸透するようになったのでしょうか。
綿はインドやメキシコなど、温かい地域が原産で、日本では上手く育ちませんでした。
戦国大名が外国から、火縄銃の火縄などを朝鮮や中国から仕入れていて
その過程で寒くても育つように 改良された綿を得てから、国内で栽培されるようになった。
それまでの植物の素材よりも、柔らかくて吸湿性があって染色性に優れていたから、すぐ需要が高まりました。
そして現在はジャケパンスタイルの普及によって綿ジャケットなどが活躍しているわけです。

コットンの吸湿性を知る

春夏シーズンに着用したい素材ランキングがあれば、必ずコットンはランクインするでしょう。
それほど多くの人に親しまれています。
人体は1日に約1リットルほどの水分が発散されているのですが、衣服の素材によって快適さが変わる。
コットンは吸湿性に優れ、化学繊維にくらべるとはるかに高く、通気性が良い。
またシルクはその綿よりも1.5倍程度の吸湿性を持っています。
この時期にコットンスーツを着用するべき理由です。
やはりなにを着るかによって、お仕事の進捗にも影響が出るのではないでしょうか。
ラルスミアニや国産などコットン生地は色が本当にバリエーション豊かなので、お気に入りが見つけられるはず。

ヨーロッパのコットン栽培の歴史

春夏の装いには、やはりコットンのジャケットが活躍します。
だけれども、意外にもコットンの元となる綿花やその歴史は皆さんあまり知らない。
気候の涼しい欧州では育ちにくく、「インドでは羊毛が生える木がある」とまで言われるほどに珍しかった。
14世紀に綿花栽培を想像で描かれた様子が衝撃的なのです。
木の枝から羊が生えているんです。
確かに綿花が弾けたところから、羊毛が生えているようにも見えるんですね。
このようなイラストはお花屋さんにある事があります。

静電気を防ごう!

春夏に人気の高いコットン素材ですが、驚くべき特徴があるのです。
実は静電気が起きにくいこと。
麻も同様に電気を帯びにくい性質を持っているんです。
シャツやアウターやジャケットなどウールやポリエステルよりも、コットンの方が起こりにくいですし
肌に優しいのです。
そこはやはり天然素材の最大の魅力なのではないでしょうか。
繊維の先端が丸くなっていて、触れた時に刺激が少ない感触でとても優しい。
アトピーの方やまだ肌が弱い赤ちゃんには天然素材の綿がとても活躍してくれます。

ヨーロッパ不思議がられたコットン

春夏の装いとして人気の高い綿スーツですが、どこかイタリアっぽいイメージがあります。
まだコットンというものが世界的に普及していなかった頃。
気候の涼しいヨーロッパでは綿は育ちにくいのでギリシアでは「インドには羊毛が生える木がある」なんて事まで言われたいたんです。
それくらい珍しいモノだったようです、
アラブ商人なそが綿製品や栽培方法をイタリアなどに伝えたら、たちまちヨーロッパ人の憧れとなった。
17世紀くらいにイギリス東インド会社が綿織物を輸入して、綿の素晴らしさが確実なものとなってからは
それを大量に確保するための色んな策略をしたんだとか。

オイルドジャケットといえばバブアー

イギリス王室認定ブランドであるバブアーで最も人気あるのは、オイルドジャケットでしょう。
生地表面にオイルを塗りこむことで光沢と防水性と保温性が生まれます。
オイルを上質なコットンに染みこませているので、普通の綿ジャケよりも手入れや手間が大事。
手間が掛かり手入れが必要であるからこそ、世界中にファンがいるのでしょうね。
もともと水夫や漁師など港や海で働く人たちに提供したのが始まりで、この防水ジャケットや耐久性が非常に高く、一気に名声を広めた。
とても実用的なアウターだったのですね

綿素材のこと

もう誰もが1度は肌に触れたことがあるといっても良い「綿」ですが
意外と、その素材について知らなかったりしますよね
けっこう奥が深いモノなのですよ
フワフワな綿花と呼ばれる植物から、糸ができて、生地ができてコットンジャケットなどの衣服になるわけです。
お米のように産地によって太さや長さが異なって、それが生地の違いに現れてきます。
吸湿性が高く、肌触りが良く、染色しやすいおが特徴。
アメリカ産の高品質なスーピマコットンはオーダージャケットにもってこい。

綿と麻の混紡素材を知ってるかい?

春夏になってくると綿や麻といった素材の洋服などがたくさん目に入ってきます。
お店にもクローゼットのなかにもリゾート地でも。
そんな代表的な素材であるリネン&コットンの混紡生地は、とてもオススメです。
天然繊維であるこの2つを混ぜて織り上げたコットンリネン素材は、機能性もアップし優しい風合いの素材になります。
もちろん混ぜ合わせるパーセンテージによって、生地感がどっちか寄りになります。
お好みの混紡素材を探すのは、なかなか面白い作業ですよ。
オーダーする時にはやっぱり生地を選んでる時が1番大きな部分ですし、大切な所ですよね
ぜひ、混紡素材に拘ってみて下さい!