インドのコットン産業

インダス文明の頃からコットンが栽培されていたインド。
伝統的な綿織物の産地だったので、インドの主要な輸出品として色んな場所に運ばれていました。
しかし産業革命が始まると、イギリスは自前で綿織物を生産するようになりました。
インド製品の根強い人気と、ナポレオンの大英帝国への腹いせによって関税がかかっていた事などが原因で不買されるようになり
余った製品をインドへ輸出されました。
そこでイギリスはインドの職人を衰退させる為に、弾圧を始めました。
15万人いた住人が2万人まで激減したそうです。
しかし19世紀後半からはイギリスから輸入した機械を使って、工業的な織物業が始まった。
こうやってインドは綿とともに歩んできた歴史があるのです。

モールスキンとはどんな生地?

綿糸で織られた短い起毛のある、厚手なのが特徴の生地で
見た目がモグラの皮に似ていた所からモールスキン(モグラの肌)という名称が付けられた。
1940年~1950年ことのフランスで生まれました。
ワークジャケットとして着用されていて、アメリカでいうところのデニムのように大衆に受けいていました。
とても強度が高く丈夫なのは、生地の密度などが関係しています。
高密度で裏表が起毛するような生地の織り方をしていて、この作りがブルーワーカーのワークウェアを支えていた。
ホーランド&シェリーのモールスキンコレクションが色が豊富でお薦めですよ!

コットンスーツといえばベージュだ

コットンと言われてまず思い浮かぶのがベージュ色だと思います。
王道ですし、どんな色とも相性の良いベージュはコーディネートしやすく、使い勝手が抜群!
明るいベージュや濃いベージュや少し黄色味かかったベージュなど、色の幅が広く、選択肢も多い。
英国ホーランド&シェリーのコットンコレクションバンチには、カラーバリエーション豊富で是非一度みてほしい。
ジャケパンが浸透してきて、カジュアルっぽい装いも増えてきた方もいらっしゃるでしょう。
コットンで仕立てたジャケットやスラックスは重宝すること間違いなし!
着こなし次第でプライベートからビジネスシーンまで活躍するコットンスーツを是非クローゼットに1着。

やっぱり春夏はコットンジャケットが着たくなる

先日、静岡県の浜松市で国内最高気温となる41.1度と記録して、夏真っ盛りといった状況ですね。
新型コロナの影響でマスクをしなければいけない場面も増えたので、いつも以上に熱中症には気を付けなければいけません。
外に出かける機会が減ってはいるものの、やはり春夏はコットンジャケットなんかでお洒落したくなります!
自粛自粛となっていたので、たまに出かけるときは飛びきりのお洒落で、楽しみたいものです。
来年のゴールデンウィークや夏休みは、しっかりと皆さんが満喫できる事を願っています。

ストレッチ素材として知られるポリウレタン

みなさん洋服などを買い物していて”ストレッチ”と表記された商品なんかを目にした事があると思います。
例えばストレッチコットンスラックスといったモノです。
このようなネーミングが付いているものの殆どにポリウレタンが使われています。
天然ゴムの代替品として開発されて、正式名称はスパンデックスと呼ばれます。
伸縮性があって、強度は天然ゴムの5~8倍。
その為、スポーツウェアや水着や靴下など、多くの製品に使われています。
コットンだけでなく、レーヨンやポリエステルなどの別素材とも相性が良いので
様々な素材と配合されいろんな場面で活躍しています。

綿はどのようにして日本にやってきたのか

綿素材というと、日常生活においてありふれた素材の一つだと思いますが
実は昔から馴染みのあった植物ではなかったようです。
では、どのようにして日本に綿が入ってきて、浸透するようになったのでしょうか。
綿はインドやメキシコなど、温かい地域が原産で、日本では上手く育ちませんでした。
戦国大名が外国から、火縄銃の火縄などを朝鮮や中国から仕入れていて
その過程で寒くても育つように 改良された綿を得てから、国内で栽培されるようになった。
それまでの植物の素材よりも、柔らかくて吸湿性があって染色性に優れていたから、すぐ需要が高まりました。
そして現在はジャケパンスタイルの普及によって綿ジャケットなどが活躍しているわけです。

コットンの吸湿性を知る

春夏シーズンに着用したい素材ランキングがあれば、必ずコットンはランクインするでしょう。
それほど多くの人に親しまれています。
人体は1日に約1リットルほどの水分が発散されているのですが、衣服の素材によって快適さが変わる。
コットンは吸湿性に優れ、化学繊維にくらべるとはるかに高く、通気性が良い。
またシルクはその綿よりも1.5倍程度の吸湿性を持っています。
この時期にコットンスーツを着用するべき理由です。
やはりなにを着るかによって、お仕事の進捗にも影響が出るのではないでしょうか。
ラルスミアニや国産などコットン生地は色が本当にバリエーション豊かなので、お気に入りが見つけられるはず。

ヨーロッパのコットン栽培の歴史

春夏の装いには、やはりコットンのジャケットが活躍します。
だけれども、意外にもコットンの元となる綿花やその歴史は皆さんあまり知らない。
気候の涼しい欧州では育ちにくく、「インドでは羊毛が生える木がある」とまで言われるほどに珍しかった。
14世紀に綿花栽培を想像で描かれた様子が衝撃的なのです。
木の枝から羊が生えているんです。
確かに綿花が弾けたところから、羊毛が生えているようにも見えるんですね。
このようなイラストはお花屋さんにある事があります。

静電気を防ごう!

春夏に人気の高いコットン素材ですが、驚くべき特徴があるのです。
実は静電気が起きにくいこと。
麻も同様に電気を帯びにくい性質を持っているんです。
シャツやアウターやジャケットなどウールやポリエステルよりも、コットンの方が起こりにくいですし
肌に優しいのです。
そこはやはり天然素材の最大の魅力なのではないでしょうか。
繊維の先端が丸くなっていて、触れた時に刺激が少ない感触でとても優しい。
アトピーの方やまだ肌が弱い赤ちゃんには天然素材の綿がとても活躍してくれます。

ヨーロッパ不思議がられたコットン

春夏の装いとして人気の高い綿スーツですが、どこかイタリアっぽいイメージがあります。
まだコットンというものが世界的に普及していなかった頃。
気候の涼しいヨーロッパでは綿は育ちにくいのでギリシアでは「インドには羊毛が生える木がある」なんて事まで言われたいたんです。
それくらい珍しいモノだったようです、
アラブ商人なそが綿製品や栽培方法をイタリアなどに伝えたら、たちまちヨーロッパ人の憧れとなった。
17世紀くらいにイギリス東インド会社が綿織物を輸入して、綿の素晴らしさが確実なものとなってからは
それを大量に確保するための色んな策略をしたんだとか。