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防寒性UP・お洒落度UPツイードジャケットにチンストラップ

冬のお洒落防寒着のマストアイテムであるツイードジャケット、そのツイードの持つ防寒性は一度味わうとくせになる。
寒いイギリスのスコットランドで誕生したから当然と言えば当然なのだろうか。
さらに防寒出来て、お洒落感を出すデザインがあるのです。
それはチンストラップ。
これは1930年代のワークシャツに多く見られ、首部分にある帯やストラップの事を言いますね。
当時の生地は洗うと縮みやすかった為に釦の位置が変わってしまうので、サイズ調整の為に付けられたモノです。
1940年代には見られなくなる珍しいディテール・デザインなのです。
それが首元の防寒にも繋がるという事でジャケットにも応用されたのでしょう。

日本とハリスツイードの関係は大正時代から

2011年にハリスツイードは100周年を向かえ、限定の黒い生地ネームが作られ日本でも話題になりました。
ハリスツイードと日本の歴史を遡れば古く何と大正時代から関わりがあったのです。
その頃の文人が英国紳士のライフスタイルに憧れ、日本橋のショップにツイード生地を輸入するように働きかけた事が始まり。
なんでも機械化や自動化してしまう現代では珍しく、今でも足踏み式の機械で作っているのです。
また、ウールの選別も手作業で行ったり細かな規定が決められているのです。
ハリスツイードの素朴さ・ヴィンテージ感はそういった手法で作られているから。
この生地を作る職人の数は少なく、
さらに平均年齢が65歳で将来ハリスツイードの伝統を守り受け継いでくれる人材が不足しているそうです。
このような背景があるハリスツイードに愛着が沸いてくるでしょう。

ツイードジャケットの腰ポケットや胸ポケットを別生地で作る

ツイードで仕立てられたカントリージャケットで良く見られるデザインがエルボーパッチやガンパッチ。
元々は狩猟用のジャケットなので、銃を置く時のクッションとして考えられたデザインで、エクセーヌ等で作られる事が多いです。
ジャケットと同じ生地だったり、同じツイード生地でも異なる色柄の生地で作ったりとパターンは豊富。
さらに思い切って前身頃、後身頃、袖をそのような生地に取り替えても攻めたカジュアルお洒落を楽しめる事でしょう。
このような場合は生地分だけ生地代金が掛かってしまうのですが、
腰ポケットや胸ポケットなどをスエードや別のツイード生地で作ってワンポイントのお洒落になりますね。

ツイード地とお揃いの小物

10月になり、寒さが身に染みる季節になってきましたね。
衣替えが始まり秋冬物のジャケット、パンツ、コート、小物などタンスやクローゼットの雰囲気がガラリと変わるでしょう。
ツイード素材の小物なんかお洒落で暖かい、活躍するアイテムだと思います。
ハリスツイードならでは多種多様な色柄は、見ているだけで楽しくなりますし、ワンポイント使いにも最適です。
イヤーマフ何かは上品なツイード素材だから、子供っぽさがなくなり、大人の落ち着きが漂います。
帽子にもツイード素材、寒さが厳しい日には、その暖かい生地に有り難みを感じるでしょう。
小さなポーチなんかもおススメで記念日やお祝いなど、大切な人への贈り物としても喜ばれそうです。
スーツを仕立てた時の余った布程度で作る事が出来るので、色柄お揃いで統一感が出て、いっそうお洒落感が増しますね。

ハリスツイードの多彩な色柄

秋冬ジャケットの定番になっているハリスツイードは、本当に色や柄が豊富で生地を見ているだけ楽しくなってきます。
グレーのヘリンボーンなどシックな色合いの生地が一般的だが、オリジナルのパターンは数千以上あると言われています。
その多彩な色柄は、ハリスツイードの産地であるスコットランド西岸にある、アウター・へブリーズ諸島の自然から生まれたのです。
海・空・土・岩・花・草木・山・川などの色がデザインの元になっていて、この島ならではという価値を高めています。
柄もタータンチェック、ヘリンボーン、ウィンドーペーン、カラーブレイド、ガンクラブチェックなど
このような色と柄の組み合わせで、ハリスツイードが生まれるのです。
生地選びの際に悩むのも仕方ないのでしょうか。
非常に歴史が深く、ヴィンテージなハリスツイードはコレクターやファンが多く、人々を魅了し続けています。
1940年代は単色系の生地が主流で、柄物は少なかったので、現在では非常に希少となっています。
年代毎に記事ネームが異なり、ハリスツイード100周年記念の限定生地ネームなんてモノもありますね。
厚手で暖かいだけではなく、耐久性が高く、ヨーロッパ諸国では親子三代で受け継いで着ると言われるほど長持ちする生地なのです。
お気に入りのジャケットはやはり長く着用したいですからね。

ツイード地でオーダーコート

だんだん気候が変わり始め、朝と夜では気温の差を感じますね。
秋風が吹くようになり、そろそろ衣替えが近づいて頃でしょうか。
防寒着として暖かく膝付近まで包み込んでくれるツイードのコートは、欠かせないファッションアイテムですよね。
一般的なのは、チェスターフィールドコートやステンカラーコートと言われるデザインでしょうか。
チェスターコートはウエストをやや絞った上品でドレッシーな雰囲気、ステンカラーコートは第1釦を外しても掛けても着られるようになった二重衿のコート。
「ティファニーで朝食を」のジョージ・ペパードも都会で着こなす、大人の男を表現出来るツイードが恋しい季節になりました
ツイード地などの厚手の生地で冬本番をを乗り切りましょう!
カシミヤの繊細さとは違う、肉厚で粗い手触りと自然な風合いがあり、
丈夫で耐久性が高いので長い年月ご愛用して頂く事も出来て、着続ける事で出てくる味も魅力的なのです。
またツイードとしては軽めなライトツイードは、暖冬傾向にある気候と肉厚なコートは要らないという方に合っている。
スポーティに羽織るような雰囲気ながら、紡毛なので空気を含んでくれるので、軽い割にも暖かさがある。

世界三大ツイードで仕立てる

一口にツイードと言っても、スーツ地同様に様々は色柄や重さがあります。
まず言わずとも知れたツイードの代表は、スコットランド産のハリスツイードですね。
古くから手織りで作業しており、布は暑く・ザックリとした生地。
あえて染める事が出来ない死毛や極端に短い毛が混ざる事で、野趣あふれる独特な風合いと自然な色合いが特徴です。
アイルランド北西部のドニゴール州産のドネガルツイードも、有名なツイードですね。
カラーネップが用いられる為に、あちこちに色んな色の斑点が出ます
三つ目はスコットランド北方に生息するシェットランド種の羊毛から織られた、シェットランドツイードです。
寒暖差により細い毛と粗い毛が混ざったふんわりとしていて軽い感じがする生地です。
一口にツイードと言っても、産地によって色んな特徴があるのです。
本当に色んな生地があって迷ってしまうと思いますが、そこが楽しみでもありますよね。
定番のヘリンボーンやタータンチェック、ピンヘッドチェックなどなど
冬には欠かせないツイード生地で暖かく、そしてお洒落に外出を楽しんではいかがでしょうか

ツイードジャケットらしさを醸し出すタブカラー

スコットランドで生まれたツイードジャケットは、上流階級の紳士が愛用していました。
起源は1830年代に遡り、厳しい自然環境から身を守る為に使用されていた作業着の生地がツイードです。
丈夫で防寒に優れ機能的な生地で作られたジャケットは、
ハンティングやフィッシングを嗜むイギリスの特権階級の人々にすぐ受け入れられました。
襟部分の「タブカラー」は防寒着の伝統的なデザインと言えるでしょう!
これは、イギリスやスコットランドで狩猟用の衣服に用いられた工夫で
雨や風が強い荒天時に襟を立てて、上襟の先のボタン穴と反対側の襟のボタンを合わせ防風・防寒していた。
現在では、ディテールだけで釦を止める仕様にはなっていないのですが、
防風・防寒の為に作られたツイードジャケットにピッタリのデザインと言えます。
また、タブカラーをジャケットの生地とは違う別生地で作るとお洒落感が増し、素朴なツイードジャケットに違う味わいが出るでしょう。
機能的なディテールの名残が数多くあります。
衿タブ同様に防寒用のストロータブ、ダメージを受けやすい肘を補強するエルボーパッチ、動きやすさを増す為のアクションプリーツなど。

サマーツイードで仕立てる春夏ジャケット。

ツイードは春夏シーズンのものばかりでもなく、イタリア服地で有名なカノニコには、定番のサマーツイードがあります。このサマーツイードは、バスケット織りとか、ホップサックツイードとか言われるざっくりとした織りがされており、見た目にも涼しげで、通気も良いので春夏シーズンに羽織る感じのジャケットにはとてもおすすめ。
ネイビーやグレーのビジネスに適した色柄のもので仕立てられたジャケットなら、クールビズといわれるようなパンツでいることが多いシーズンにも便利で、使い回しの効くアイテムです。
ホップサックツイードといわれる理由は、その昔ビールの原料とされるホップを運搬するのに使用されていた麻袋の織りが、このバスケット調だったため、そのままツイード服地の名前とされています。
ビジネスに向いたネイビー、グレーには濃淡の各種、そのほかオレンジやグリーンなどというカラフルな色柄での展開も人気で、白色ジャケットなど夏にはまぶしいほどな鮮やかさ。ボトムスにはどんな色、素材のものを合わせても爽やかで涼しげです。
凹凸感のある生地表面は、夏らしく、秋冬シーズンには少ない金属的な光沢感が涼しげなのと、ざっくり織り感があるのは、薄地なためのシワの心配を軽減してくれます。

ウィンドーペーンでツイードジャケットを仕立てた

ウィンドーペーン柄というのは、窓枠柄のことで、窓の格子のような碁盤目が、生地柄として織り込まれているチェック柄のこと。日本では、サッカー日本代表がダンヒル生地で仕立てたネイビー地にこのウィンドーペーンが採用されて以降、サッカー人気からか、多くの人の関心を寄せたスーツ生地の織り柄になりますが、柄そのものはクラシックパターンともいわれる古典柄で、その歴史は古いです。
昔は、チェック柄だと太って見えるので、敬遠される人もいたように記憶しており、確かに柄としての知名度はあったものの、各生地ブランドのバンチサンプルにもその収録されている点数はごくわずかに数えるばかり。ここ数年は、とても多いような印象があります。
ハリスツイード、ドネガルツイードなど、ツイード服地にもこのウィンドーペーンの柄は見ることができ、スーツ生地のようにネイビーやチャコールグレーなど無地色に、格子柄という構図よりは、ガンクラブチェックや、千鳥格子に重ねられるオーバーチェックのような織り柄でよく見られます。同じパターンの織り柄の組み合わせに、数種の色が組み合わされています。
ウィンドーペーンのような大柄なチェック柄の下に合わせるパンツは、無地だったり、格子や織り柄なら、柄のごく小さなものなど、素材の厚みもジャケットがツイードなら、相応に合わせます。