「ツイードの織り柄」カテゴリーアーカイブ

ツイードの魅力を再確認

昨日は都内でも雪が降ったようですね
かと思えば今日は良い陽気です。
やはり僕は風が強くて雨や雪が降っている時にはツイード素材のジャケットを着用したくなります。
ジャケットと一緒にハンチングを仕立てる方もいて、ツイードは本当に色んなアイテムに採用されています。
やはり一番人気なのはヘリンボーンですが、タータンチェックやホームスパンも人気があります。
個性的で繊細な色使いも魅力的ですよね。
良く見てみると本当に多くの色が使われている事が分かって、なかなか奥深いんです。
何年も愛用すると油が程よく抜けて、ヴィンテージ強くなるのもお薦めです。

ツイード素材の柄はお洒落なものばかり

アクションプリーツや背ベルトが付いたノーフォークジャケットな格好がいい。
ツイードはいろんな色柄があってファッション欲が刺激されます。
ヘリンボーン、タータンチェック、ガンクラブチェックなど。
意外と知られていなのは、ガンクラブチェックがアメリカの狩猟クラブである「アメリカン・ガンクラブ」に採用したことから、その名が付いた。
もともとはイギリスで狩猟をする時などに用いられた伝統的な柄。
ですからガンクラブチェックで作られたジャケットにガンパッチを付けるデザインは見た目的にも機能的にも由来的にも抜群な相性なのです。
特別な素材感からファンも多く、ヴィンテージ物を収集する方も多くいます。
王道のハリスツイードからドネガルツイードやホーランド&シェリーなど、それぞれ違って、それぞれ魅力がある

まずは王道のヘリンボーンから

冷たい空気が漂ってきて乾燥を感じる方も多いと思いますが、防寒をきっちりとこなしてこそお洒落。
やはりツイードはそれにぴったりでしょう。
だが、しかし素材が素材だけに色柄が豊富でどれを仕立てるべきなのか迷ってしまう。
ヘリンボーンはツイードの王道なのです。
はじめは王道からと考えている方は多い。
ちなみにニシンの骨という意味があって、日本名は杉綾織りと呼ばれています。
他にもガンクラブチェックやタータンチェックなどハリスツイードの素朴さを引き立たせる柄が多いのです。
なかでも正装でありがっしりと着用できるスリーピースはオススメです!

ハリスツイードの代表的な柄 ヘリンボーン

フローリングなどに良く使われる柄で山型を連続させたようなストライプの模様で
それがニシンの骨(herring bone)を並べた形に似ているので、ヘリンボーンと呼ばれています。
日本では杉の葉っぱに似ているため、杉綾とも
その柄はハリスツイードの代表であり定番中の定番となっています。
中でもグレー系統のヘリンボーンは1番ハリスツイードらしい生地です。
名作インディージョーンズでハリソン・フォードもツイードジャケットを着ていますね。

歴史あるタータンチェック柄のツイードジャケット

タータンチェックはスコットランドに住んでいたケルト民族が、一族一族を他と区別する為に配色や柄を変えて、家を表す模様だったんです
日本で言うと「家紋」みたいなモノで色んな所で役割を担っていました。
良く見るタータンチェックと言えば赤紺のロイヤルスチュアートタータンでしょうか。
パイプのような楽器隊が身に付けている、これはスコットランドの王族や国民を表しているタータンチェックです。
自分のデザインした柄を登記所に登録し許可が降りれば、自分だけのタータンを作る事が出来るんです
ちなみに伊勢丹の紙袋も、このタータン登記所に登録してあるんですよ。
今年の秋冬はタータンチェック柄に注目し、自分好みの柄を見つけ、ハリスツイードジャケットを仕立ててみてはいかがでしょうか?

ウィンドーペーンでツイードジャケットを仕立てた

ウィンドーペーン柄というのは、窓枠柄のことで、窓の格子のような碁盤目が、生地柄として織り込まれているチェック柄のこと。日本では、サッカー日本代表がダンヒル生地で仕立てたネイビー地にこのウィンドーペーンが採用されて以降、サッカー人気からか、多くの人の関心を寄せたスーツ生地の織り柄になりますが、柄そのものはクラシックパターンともいわれる古典柄で、その歴史は古いです。
昔は、チェック柄だと太って見えるので、敬遠される人もいたように記憶しており、確かに柄としての知名度はあったものの、各生地ブランドのバンチサンプルにもその収録されている点数はごくわずかに数えるばかり。ここ数年は、とても多いような印象があります。
ハリスツイード、ドネガルツイードなど、ツイード服地にもこのウィンドーペーンの柄は見ることができ、スーツ生地のようにネイビーやチャコールグレーなど無地色に、格子柄という構図よりは、ガンクラブチェックや、千鳥格子に重ねられるオーバーチェックのような織り柄でよく見られます。同じパターンの織り柄の組み合わせに、数種の色が組み合わされています。
ウィンドーペーンのような大柄なチェック柄の下に合わせるパンツは、無地だったり、格子や織り柄なら、柄のごく小さなものなど、素材の厚みもジャケットがツイードなら、相応に合わせます。

シェパードチェックとガンクラブチェック

ハリスツイードなどツイード素材の定番柄として見ることが多い、シェパードチェックガンクラブチェック。どちらも英国服伝統の織り柄といえる、クラシックパターンに属するもの。それぞれに付けられた柄名には由来があり、シェパードチェックは、この織り柄を用いたのが、スコットランドのシェパード(羊飼い)がはじめということから。また、ガンクラブチェックは、英国の狩猟クラブ(ガンクラブ)のユニフォームだったというところから。このシェパードチェックとガンクラブチェックとは、柄がとても酷似しており、というよりもほぼ同じ柄。異なるのは色の用い方になります。
前者のシェパードチェックは、白黒などの2色を用いたブロックチェック中に右上がりに見える二本斜線が配置されているもの、ガンクラブチェックは、シェパードチェックが2色使いに対して、色数を増やし複数色で、構成された同様の織り柄。
余談ですが、このシェパードチェックをシェファードチェックと呼ぶことを耳にすることがありますが、どちらが正しいのでしょう。検索してみると、どちらでも検索でき、いわゆるスペルでのこの「パ」と「ファ」は「P」で表わされる部分のため、どちらでも良さそう。ファッション用語的辞典によれば、シェパードと説明しており、個人的にはシェパードチェックと統一することにしました。なんとなく、犬種名と同じため抵抗があったのですが、どうもこちらが正しそうです。