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1960年頃の大人の趣味

ファッション好きなツイード好きな方ならご存じかもしれませんが、ツイードランとても魅力的。
ツイードに身を包みサイクリングを楽しむイベントです。
ツイード発祥のイギリスが起源で、なんと日本でも昔は盛んだったようです。
英国の自転車にツイードジャケットにニッカポッカにベレー帽を被りパイプを燻らすというスタイルだ。
1960年頃まで大人の趣味の定番として親しまれていた。
コロナが落ち着いてきたとはいえ、1人でファッションも愉しめて体も動かせるツイードランは結構お薦めかもしれない。

何故ハリスツイードは王道なのか?

スコットランドでは18世紀初頭から、生産されてきた。
もともとスコットランド地方の家で紡いだ糸で織られたホームスパンだけをツイードと呼んでいましたが
量産できるようになって、機械で織られたものもツイードと称されています。
スコットランドの厳しい環境下に生息する羊の毛で作られているので分厚くざらッとしているのが特徴。
ハリスツイードはツイードの王道と言われているには理由があります。
ハリスツイード協会が品質認定した物しか正規の生地ネームが付かず、その条件が結構厳しい。
まず全て手作りである事。島民の手織りで島内で加工する必要があるのです。
このような条件をクリアしなければならないので、ブランド価値があるんですね。

ホーランド&シェリーのシェリーツイード

オーダースーツに詳しい方はご存じかもしれませんが、ホーランド&シェリーの品質と色柄の豊富さは群の抜いています。
ツイードコレクションもあって、今年一新されました。
ラムズウールを使っていて、ツイードながら柔らかな肌触りが特徴的です。
ハリスツイードに代表されるようなゴワゴワ感やチクチク感はあまりありません。
ラムズウールはメリノウールの中でも更にソフト生後五か月までの毛を言います。
軽くてふんわりとしたツイードジャケットをお求めの方にお薦めです!
ハリスツイード等の素朴な生地感のスーツを一着持っている方には、違いを感じやすいと思います。

イタリアのツイード生地

ツイード生地というと英国ばかりが注目されますが、イタリア服地にも勿論ございます。
ナポリの名門であるアリストンなど。
1920年に設立されてゼニアと並んでイタリアでは絶大な人気を誇っていて、愛用者も多い。
モットーは「同じ服地を作らない」
毎年多くの魅力的な生地を生み出している秘訣がコレだ
確かにアリストンのバンチブック1つとってみても特徴的だし、色柄も唯一無二が目立つ。
オーダーに慣れている人でもアリストンの名前を知らない人はたくさんいると思う
是非この機会にアリストンでお仕立て下さい!