寒い日が続く今日この頃ですが、こういう時に暖かみのあるツイードで身を包みたくなる。
スリーピース・スーツであれば、スーツにコート有り、いやそれ以上の防寒をする事が出来ます。
これにマフラーと手袋を合わせれば真冬の防寒対策を完璧でしょう。
ツイード生地のマフラー等の小物もありますし、統一感のあるお洒落も楽しめる。
「スーツ」というモノが生まれた時、元祖はスリーピース・スーツでイギリス人貴族の嗜みとされ、ツーピース・スーツは存在していなかった。
ちなみに映画シャーロックホームズのワトソン医師はハリスツイードのスリーピース・スーツを着用しています。
ワトソン医師役のジュード・ロウはそれまであまり着ていなかったツイード生地のファンになったそうです。
ジュード・ロウはファッショニスタとして知られているようだ。
月別アーカイブ: 2016年1月
ツイードジャケットにステッチを入れる
ツイードの粗い生地にステッチを入れる場合にはコバ(端)よりも5mmなど内側に入れた方が目立ってカジュアル感が増す。
ステッチはデザイン性だけではなく、ジャケットの型崩れを防ぐ効果もあるので、重要と言える。
ダブルステッチは、ツイードのような粗い生地でもインパクトを残す事が出来るデザインでしょう。
ミシンステッチとAMFステッチが主流で
手縫いで入れたようなAMFステッチの方が時間も掛かりオーダーらしさがあるので、高級仕立てに使われる事が多い。
AMFとは元々ボーリングの機械で有名な米国の会社だったが、ハンドステッチミシンを開発した。
それまで手作業だったが、ミシンを使って手縫い風のステッチを入れる事が出来るようになり、オーダースーツ業界を発展させた。
ちなみにこのミシンは当時2000万円したという。
サマーツイードジャケットの裏仕立てを広見返しにしてみる
一言でツイードと聞くと秋冬シーズンのイメージがありますよね
今の季節ではツイードラン用やカジュアル用として着ている方を良く見かけると思います。
ジャケットやスラックス以外にも帽子やグローブやブーツ等にも使われています。
そして盛夏用ジャケットとしてサマーツイードがあります。
暑い陽気な時期にサラリと着る事が出来て、ザックリした凹凸感のある生地感がサマーツイードの大きな特徴です。
春夏向きのジャケットの裏仕立てに広見返しという作り方があります。
胴裏部分の裏地を全て表生地と同じで素材で作る為に、通気性の優れた素材で作った広見返しは春夏シーズンに効果的です。
サマーツイードジャケットで広見返し、盛夏用ジャケットとしてこの上ない組み合わせでしょう。