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法律でちゃんと保護されている生地

まだまだ寒いですね。
コロナも終わりですかね?って状態になったかと思えば
今度はロシアがウクライナに侵略するといった世界情勢になりました。
本当にどうなるんでしょうか?
ここで質問です、世界で唯一国会の制定法で保護されている生地は何でしょうか?
正解はハリスツイードです!
その目的は生地自体の保護と生地を作る文化の保護です。
あらゆる厳しい条件があって、100%子羊の新毛だけを島民の家で紡ぐ必要があり、またスコットランドの特定の場所で飼育された羊
さらに有機栽培の草を飼料としていて、選別も手作業で行うなど、細かく規定されているのです。
機械化していないホームメイド感が最近の自然志向とも相まって、世界中なら愛されています

ハリスツイードのマーク、ケルト十字について

ハリスツイードの生地ネームを見た事がある方はお分かりになると思いますが
アレの元もとなっているのがケルト十字と呼ばれるものです。
キリスト教のシンボルであるラテン十字と太陽を表している円を組み合わせたものなんです。
大まかに説明すると、自然崇拝を含んだ独自の世界観を持った宗教です。
ハリスツイードに採用されている色柄はすべて島の風景や自然に由来しているのも納得出来ますよね。
地元の美しい自然を愛している職人たちによって織られているのがハリスツイードなのです。
とても神秘的な何かを感じることが出来ると思います。
文化遺産でもあると思います。

ハリスツイードの歴史を1から知る

今年の冬は物凄く寒い気がする。
私が住んでいる地域は比較的暖かい所なんですが、それでも凍てつく寒さといった感じ。
芯から冷えるような。
今回は案外知られていないハリスツイードの歴史を初期から見ていこうと思う。
1846年にレディ・ダンモアさんがお馴染みハリス島の職人にタータン柄のツイードを織らせた事が始まり。
評判が良く、営業熱心であったため、売り上げを伸ばし英国ロンドンでもうられるようになりました。
それから50年後、社交界での需要も増えていくまでになった。
100年後、新しい織り機が技術や、より厳しい品質基準を導入する事で、さらに軽いツイードを作る事に成功して近代化した。
そして今から10年前の2011年に100周年の記念として、ブラックレーベルの生地ネームが作られました。

ツイードの本場はイギリス

秋冬の装いに欠かせないのがツイードスーツでしょう。
寒冷地の英国が本場なので防寒性が高いので、寒い日本の冬にも嬉しい。
雪が良く積もる地域にはとっても活躍するでしょう!
後染めではなく、染めた糸を何色も使う事でツイード独特の細かな模様が織りなす色柄が出来ます。
1830年代に始まり、ヨーロッパから世界中に広まっていきました。
代表的なブランドがハリスツイードです。
カントリースタイルやノートジャケットを仕立てる時には、是非お選び下さい。
ツイード素材は普遍的なので、流行に左右されずに、お洒落を楽しめるでしょう。

ヘブリディーズ諸島の特産品

手つかずの自然が残るスコットランドの島々、そこで生まれる特産品の一つがハリスツイードだ!
素朴な生地感が人気で、世界中に愛用者がいる。
この手織りの布はハリス島に由来して名付けられているが、世界で3つしかない工場は隣接するルイス島にある。
ちゃんとハリス島で織られた物だけが”ハリスツイード”を名乗れる。
管理が行き届いてるからこそ品質が保たれ、それだけブランドになったのです。
海外旅行が気兼ねなく出来るようになったら、スコットランドに行って豊かな自然街並みを体感したいですね。
お酒がお好きな方はウイスキーも楽しめますよね

スコットランドの代表的な服地ハリスツイード

夏でも涼し気で冷たい風が吹いて、スコールがある天候から生まれたのがツイード素材です。
荒天の中で育った羊は、独特な質感を持っていて、油分をたっぷりと含んでいるので、風雨に強い。
元々はTweelトゥイールと呼んでいましたが、当時はインクが滲みやすく字が読みづらい事が多々あって
ロンドンの生地商が間違えてTweedと読んでしまったそうです。
日本でも「わたなべ」がたくさんあるのもそういった理由なんだそう。
どこの国でもあるあるな話なんでしょうかね。
2011年にハリスツイードが100周年を迎えて、世界的にツイードブームとなり、今や秋冬の定番となっています。
昔のスコットランド人のように普段着にするのも、とてもお洒落で良い。

魅力的なハリスツイードアイテム達

ついにオリンピックが開幕しましたね。
いろいろありましたが開会式なやはり感動しましたね。
日本人選手のメダルラッシュにも期待しましょう!
私は冬季オリンピックの方が好きで、滅多に雪が積もらない地域に住んでいるので。
平昌で行われた冬季五輪で桜井翔さんが付けていたハリスツイードの耳あてとか、衣装も可愛いですし。
ツイード素材ってハリスだけでなく、ホーランド&シェリーやポーター&ハーディングなどいろいろ。
まだ夏本番ですがお仕立てには1か月ほど掛かるので、もう既にツイードアイテムをお考えの方もいらっしゃいます。
人気の色柄は比較的早く品切れになってしまう場合もあるので、お気を付け下さい。

秋冬定番のハリスツイードジャケット

寒い時期になってくると見かけることが多くなってくるツイード素材。
そのなかでも定番であり王道どもいえるのがハリスツイードでしょう。
グレーのヘリンボーンが一番オーソドックスな柄で、使い勝手がとても良い。
肉厚な生地で防寒性も高いのは、元々農家や漁師が着用する防寒用の作業着に由来しているからです。
一度袖を通してみてはいかがでしょうか?
もういつの間にか肌寒いを通り越して、寒い季節になりましたので、体には気を付けましょう。
お洒落をして気軽に旅行など出来る日がくる日を楽しみにしましょう!

ハリスツイードってどうやって生まれた?

ツイードはそもそもハンティングだとか狩猟で使う為に作られていて
カラーバリエーション豊富なのはカモフラージュが必要だからなんです。
その地域によって、基調となる色がそれぞれ異なっていたりすんです。
例えば岩が多い地域だとグレーだったり、動物の色に近かったり。
昔の農家は冬にやることがなかったから、家の中でツイードを作っていたんだとか。
なんだかストーリーのようなものを感じるのも魅力の一つですよね。
秋冬はハリスツイードを身にまとい、昔ながらのスポーツを楽しんでみるのも面白いかもしれません。

雨風を凌ぐ防寒着、ツイードジャケット

スコットランド北西部にあるスカイ島やヘブリディーズ島のガイドブックには「1日に四季がある」と書かれている。
快晴だと思ってお出かけしたら、その一時間後には雨に濡れる。
なんてことはよくあることなんだとか。
そんな荒天で輝くのはハリスツイードで仕立てたジャケットであろうと想像できる。
アウター・ヘブリディーズ諸島で糸が紡がれて、染色され、手織りされたものだけが「ハリスツイード」と認められるのである。
ちなみに、スコットランドには100箇所くらいの蒸留所があって、島物として愛されています。
香りなどのクセが強くて、愛好家もいる。
ツイードのジャケットを身に纏いながら、島物を嗜むのはなんかいいですよね。