ツイード

ツイード生地のいろいろや、ツイードジャケット、スーツなどのアイテムについて

トラッドなタータン柄ツイード

| by pitty | category ツイードでオーダー

タータンチェックの定義はと言われるとなかなか適当な言葉が見つからず、なんとなくグリーンと黒の格子柄が規則的に並び、その格子柄を大きく囲むようにプレイドと言われる大格子柄があるイメージ。イギリスのバッキンガム宮殿の衛兵のはく衣装が、それでブラックウォッチタータンが、まず頭に浮かぶタータンチェックです。
このタータンチェックと、今がまだ夏なのでコットンで作られることが多いマドラスチェックとの違いについてもまた難しいところで、マドラスチェックのほうが、規則的な格子でなく色使いも明るめで・・、というところだろうか。
この秋冬シーズンに新入荷したハリスツイードのジャケット生地の中には、このタータンチェックと言われるブラックウォッチ以外、赤やオレンジ、黄色などとかなりカラフルな色使いで織り上げられたタータン柄のツイード生地が目に付きます。もちろん、ハリスツイードといえば、ジャケットとなるように、こういった少しハデ目なタータン柄ツイードの生地でジャケットをオーダーもいいと思うのですが、挿し色的なオッドベストも、全体的に落ち着いたトーンのものが多く、素朴で、見た目もざっくり感があり野趣ある風合いのカタメの服地といわれるハリスツイードジャケットにプラスする同素材アイテムとして、ベストがとても人気があることを考えると、頭の隅に入れておきたい2014~15年秋冬のコーディネートですね^^

レディースだってツイードジャケットを着る

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女性の社会進出というのはもう当たり前で、男性と同じように仕事をする人が多く、学歴も高くそして婚期も遅くとなると、とうぜんメンズジャケットと同じ需要がレディース用のジャケットにもあり、それはハリスツイードやドネガルツイードなどツイードジャケットが選ばれる機会も多くなっています。
男性のショップ店員目線から言わせていただけば、メンズスーツのジャケット丈が短くなりヒップを露出度アップ、袖巾も狭くバストまわりもタイトになっていくら肉感的なフォルムを構築してくれても少しもうれしいことはなく、そんなことよりレディーススーツの着丈が短く、ヒップが露出する光景を目の当たりにすることこそ、つい口元がゆるむというのは誰もが持つ同様の感情ではないだろうか。しかもストレッチで体の線が見えてしまうほどなタイトなスーツは、本当にこれでいいのかと思ってしまいます。
これらはまったくの余談ですが、ジャケットがツイードという場合、レディースの場合にはこのボトムスに同じツイード素材を用い、ジャケット+スカートで仕立てるハリスツイードスーツというコーディネートがあることを忘れてはなりません。
品質が良く暖かく、クラシカルで仕立て上がりのイメージも良い、しかもお仕事用に使っていただいても厚地、ざっくり感があるためにあまりシワも目立たない服地は、秋冬レディース、キャリアスーツにはとてもおススメです。

ツイードベストのデザイン

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ニットのベストなどというと学校の先生がスーツの中衣として寒い校舎の中で着る防寒着、グレーやネイビーの地味なスーツ色の差し色として、奥さんが若々しさを演出してくれているようなアイテムを勝手にイメージしてしまう。きっと、あまりおしゃれなイメージは浮かばないアイテムがニットベストということなんだと思います。
ハリスツイードやドネガルツイードなど生地そのものにボリューム感があるアイテムでは、一般的にハリスツイードジャケットを仕立てる以外に、帽子や小物類などを市販品として販売しているショップもあるぐらい。実際、色柄も素朴でありながら惹かれるところが多い、ツイード服地のクラシック柄は、ベストにしてもその存在感は大きなものとなるはずです。
とにかく暖かで知られているハリスツイードなどツイード生地なので、ベストとしても暖かのは間違いありませんが、ベストにもいろいろな形、そして胸ポケット、腰ポケットなど種類も豊富。ビジネススーツに合わせるベストなら胸ポケットなしも、これをジャケットデザインなどと同様アウトポケットにしたり、フタ付きポケットにしたり、腰ポケットも同じデザインのものを付けると落ち着きがいいです。
その他、ダブルベスト、シングルで衿付きベスト(ラペルドベスト)など、秋冬のジレパンファッションという楽しみ方もありそうです。

ツイードジャケットにステッチを入れる

ジャケットに入れるステッチはビジネススーツには入れないことがお仕事用スーツ標準だったりすることもありますが、ステッチを入れるとするなら、比較的目立たず大人しめに入れる衿端に入れるコバステッチというもの。この場所に入れるステッチは、ミシンステッチでもセンス良く入ります。
ステッチを入れる箇所は、フロントステッチという場合、上衿(カラー)・下衿(ラペル)・フロント線・胸ポケット・腰ポケットというのが一般的で、これに総ステッチというと更にステッチの入る場所が増え、肩線・背縫い線・袖後ろ・ベント・フロントダーツとなり更にデコラティブなものに。
ツイードジャケットの中でも、ハリスツイードのようなざっくりした紡毛織物にステッチは目立たず、衿端などのコバステッチを入れたとしても、あるのかさえわからないほど。こういったツイード生地に入れるステッチは、縫製上許されるのならできるだけ太糸で衿端やフロント線よりも内側、しかも1本線でなくダブルステッチ、レールステッチなどよりアクセント度を高めるような工夫が必要です。
ハリスツイードジャケットなどの場合でも、無地系のものならステッチも効果がありますが、ガンクラブチェックなど多くの色柄を持つ近年のツイード生地などでは、衿のエッジをきれいに保つための端押さえ程度のつもりで入れるのが正解です。

2014年のツイードジャケット傾向

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オーダースーツ店の店頭で売れ筋のツイード生地、特に当店はハリスツイードとマギードネガルという服地ブランドのドニゴールツイードをメインに扱っているため、これらツイード生地の中でもヘビーツイード的な服地で仕立てるツイードジャケット、もしくはツイードスーツ、ツイードベストのヒット傾向をご案内。
やはり一番足が早く売り切れてしまうのが、ハリスツイードの定番中の定番とも言えるグレー系のヘリンボーン(杉綾)。毎シーズンのハリスツイードラインナップに見ない年はないぐらい。当然、需要の多い生地柄は服地メーカーとしてもより多く奥行きも深く、用意してあるはずなのですが、とにかくなくなるのが早いですね。色はミディアムグレー、次にチャコールグレー、秋冬シーズンということからか明るめグレーは比較的残っていました。明るめなツイードも案外増えてきたところも。これはリントンツイード
ジャケットのシルエットデザインは、春夏シーズンの軽く着心地良く、楽に羽織りたいというカジュアル化の傾向から、とにかくアンコンジャケットが人気。それは最も寒い時期に用意しておきたいハリスツイードやドネガルツイードにも顕著に見られる傾向で、さすがに裏地さえ付けない大見返し(広見返し)でという、そこまでの軽さはなかったですが、一般的なレギュラースーツでも、「肩パッドを薄くして、抜いてほしい」などご要望はアンコンストラクティブなお気軽ジャケットでした。

ハリスツイードで仕立てるパンツは総裏仕立てで

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大寒波到来と朝のニュースや情報番組で見る日は、出勤するのが本当に億劫になってしまいますね。お仕事は個人事業のようなものをやっているので、信用のおけるしっかりとしたもの、普段はびしっとスーツ姿で決めていくことは少なく、理想的にはテーラードなジャケット+パンツスタイルなのですが、アンコンに近いものだったり、素材もカジュアルチックなものが多いです。
この寒い時期にはツイードのような暖かな素材で少し着丈長めのジャケットで腰まわりもポカポカに過ごしたいところです。ウォームビズってあんまり言われないですけど、仕事的には外出していることが多いため、仕事着はより暖かなほうがいいんです。
ハリスツイードのジャケットにハリスツイードのスラックス、これを共生地で仕立てるとハリスツイードスーツなんて、ファッション好きには垂涎のアイテム。シックなグレイのヘリンボーン柄というのが、テーラードにはしっくりきそうです。
パンツの裏仕立ては、総張りの総裏仕立てで。ジャケットの総裏仕立てというのは秋冬用に用いることが多いものでよく耳にしますが、このパンツ総裏仕立ては、一般にヒザ位置少し下までの位置に、前身のみつくパンツひざ裏が前後とも裾までつくもの。ハリスツイードのようなチクチク感のある、外毛で作られる紡毛スーツには必須のパンツオプションです。

ツイードジャケットのフロントデザイン

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日本に大寒波というものが来ている今年の年明け早々。これだけ寒いとツイードジャケットも出来るだけ着丈を長く、またジャケットのみでなくパンツもこの暖かなツイード素材で仕立て、ベストも加えたスリーピーススーツで出勤なんて、とてもぜいたくな感じがしてしまいます。ここ数年のトレンドとなっている、タイトで着丈短めシルエットでジャケットを仕立てた人は、こう寒いと同じツイード価格なら、もう少し生地を贅沢に多めに、つまりジャケット着丈を長めに、また中にせめて薄手のセーターぐらいは着る余裕がある程度にゆったりめに作っておけば・・と、思う方もいらっしゃるかも知れませんね。
中にはロングジャケットという選択もありますが、そこまでいかなくとも気持ち着丈長め、衿型デザインをコートの衿型にあるバルカラーなどとし、釦位置を高めにする4釦などだと、ブイゾーンが狭く・釦位置が高くなるため、防寒目的を効果的に果たせます。フロントカットを開きめとするカッタウェイフロントが今の流れですが、腰まわり、太ももあたりまで暖かく過ごしたい場合には、コートにあるスクエアカット(ダブルジャケットと同じフロントカットが直角となるもの)というのも、デザインもオーダーアイテムらしく、暖かです。オーダージャケットなら前釦数を5個や6個とし、釦位置を上げると同時に釦間を狭めたり、フライフロント(比翼仕立て)などとして、寒気の衣服内流入を防ぐという方法も、仕立て方次第で実現できてしまいます。

ツイードジャケットが好きと言ってしまえ

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あまりファッションに関心がなくなってしまったと言えば悲しいですが、次第に年を取り若い女の子からは見向きもされなくなり、いくら着飾っても決して見映えがすることがない世のおじさん連中には、これほど便利でしかもある程度のステイタスを維持することができ、しかもケアも楽、丈夫で長持ち、ドレスダウンにもタイドアップにも対応してくれる・・、こんな便利なアイテムがあるだろうかと思ってしまいます。
これが、ツイードでなくコーデュロイ、フラノ、ベルベット・・となると、どれも主に秋冬シーズンを中心に着用されるカジュアル素材ですが、ツイードほど便利に使い回しが効くか・・というと難しいです。
ツイードは高級服地であるし、しかもハリスツイードのジャケットやドネガルツイード、ホームスパンなどというと、そこはかとなくファッション通を気取ることができ、おじさんファッションには必須のアイビーとも相性が悪いことはなく、しかも色柄はオーソドックス。極端な話、防寒用にいつも同じツイードジャケットを着ていたところで、そう目立つものではないし、どうせ注目などされていないおじさんなので、許容範囲として許してくれるはず、しかも、そのおじさんのポイントがツイードジャケットによって上昇するとなれば、秋冬シーズン、おじさん的にはツイードジャケットを好きと言ってしまい、定番的ヘリンボーン柄、ガンクラブチェックの2着も持っていれば、あとはインナーと、デニムパンツ、コットンパンツのコーディネートでなんの心配もいらないカジュアルファッションを楽しめるというものです。

ツイードジャケットの裏仕立て

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できるだけ暖かく着たいツイードジャケットの裏仕立ては、保温効果をもっとも期待できる総裏仕立てで作ることが多いです。ジャケットの内側の作り方には、いくつかの種類があり前述の総裏仕立てといわれるものは、ジャケットの前身頃・後ろ身頃ともすべてに裏地が付くというもので、衣服内の暖かさを保つとともに、胴裏地はできるだけすべりが良いポリエステル裏地やキュプラ裏地などで作られることから、全面に貼られるため、着心地を増すのにも役立ちます。
ハリスツイードジャケットやドネガルツイードなど、いわゆるヘビーツイードといわれる生地で仕立てる場合には、糸の太さもあり衣服内での摩擦も大きいことから、防寒目的+着用感をアップさせるためにも、総裏仕立てであることが多いですが、反面ハリスツイードといえども、できるだけ長い期間着用したい、中に着るアイテムなどで、寒暖の調整をするなどの場合には、胴裏地のうち、背部分の下3分の2程度を省いた背抜き仕立てというのも選択肢としてもちろんあります。
また、よりカジュアルに着こなし感から、ここ数年注目を集めているアンコン仕立てのジャケットとするときなどには、見返しを広くとる広見返し(大見返し)などの裏仕立てとして、軽さ重視のジャケットとする場合もあります。

ツイードランのはじまり

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現在日本では自分が知る限り、ツイードラン東京、ツイードラン大阪、ツイードラン名古屋で開催されているこのイベントは、2009年にイギリスのロンドンで開催されたのがはじめだそうです。つい先日、このツイードランを主催するテッド・インヤン氏についての記事を見かけたのでご紹介します。
このテッド・インヤンさんがツイードランを企画し、現在も主催している人で、そのはじまりは氏がスコットランドのエジンバラで購入した古着のツイードパンツから。その昔、郊外に暮らす田舎貴族がハンティングに使っていたようながっしりとした作りで、いわゆるプラスフォワーズといわれるヒザ下4インチ程度のハーフパンツ。日本的名前でいえばニッカボッカ、ゴルフ用パンツといったもの。余談になりますが、昔の漫画に登場する土建屋の社長さんはなぜかこのニッカボッカをはいているのですが、それはお仕事柄運動性の高いボトムスを選ぶと、このアイテムになったのだろうかと、いま思った。
このクラシックなツイードパンツをどこに履いていこう・・、似合う場所を探したところから、その場所がなく、それなら自分で作ってしまおう。このツイードパンツでサイクリングなら、しっくりくる・・ということで、インターネットで呼びかけたことが今日のツイードランの原型になったもの。日本でも大都市が名乗りを上げているので、これからそれに続く地域で次々と開催されていくのだと思います。

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