ツイードジャケットのフロントデザイン

日本に大寒波というものが来ている今年の年明け早々。これだけ寒いとツイードジャケットも出来るだけ着丈を長く、またジャケットのみでなくパンツもこの暖かなツイード素材で仕立て、ベストも加えたスリーピーススーツで出勤なんて、とてもぜいたくな感じがしてしまいます。ここ数年のトレンドとなっている、タイトで着丈短めシルエットでジャケットを仕立てた人は、こう寒いと同じツイード価格なら、もう少し生地を贅沢に多めに、つまりジャケット着丈を長めに、また中にせめて薄手のセーターぐらいは着る余裕がある程度にゆったりめに作っておけば・・と、思う方もいらっしゃるかも知れませんね。
中にはロングジャケットという選択もありますが、そこまでいかなくとも気持ち着丈長め、衿型デザインをコートの衿型にあるバルカラーなどとし、釦位置を高めにする4釦などだと、ブイゾーンが狭く・釦位置が高くなるため、防寒目的を効果的に果たせます。フロントカットを開きめとするカッタウェイフロントが今の流れですが、腰まわり、太ももあたりまで暖かく過ごしたい場合には、コートにあるスクエアカット(ダブルジャケットと同じフロントカットが直角となるもの)というのも、デザインもオーダーアイテムらしく、暖かです。オーダージャケットなら前釦数を5個や6個とし、釦位置を上げると同時に釦間を狭めたり、フライフロント(比翼仕立て)などとして、寒気の衣服内流入を防ぐという方法も、仕立て方次第で実現できてしまいます。

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