ツイードで半コート

ツイードはざっくり感のある服地、その繊維の中に多くの空気を取り込むことで、カシミアほどの暖かさをもち、これからの秋冬シーズンに欠かせない防寒用には最適。
いまどき流行の短い着丈で、しかもタイトなシルエットで作るのもかっこ良さそうですが、寒い時期には腰まわりや、できたら太ももぐらいの位置まで覆ってくれる程度の長さのロングジャケット、半コート的なツイードアイテムがあれば、見た目も着ていても暖か。
コートやジャケットの着丈の長さには、とても多くの名前が付けられており、ハーフ丈にはフィンガーチップレングス、少し長めだとスリークォーターレングス、床裾ぎりぎりまでの長さを持つものには、マキシレングスや、そのままフロアレングスなど。
ハリスツイードをはじめ、ドネガルツイードなどは、けっこう目付けもしっかりしていて生地としては重いほうなので、あまり長めのものよりは、個人的にはせいぜいがハーフ丈、いわゆる半コートといわれるぐらいの長さのものがおススメ。
肩、袖が一体となったラグランや、チェスターコートのようなセットインなど、ご希望のコートイメージでお仕立ていただけます。特に車で移動することが多い方には、このハーフ丈のコートは、車の乗り降りも楽というところからも、人気のアイテム。アンコン仕立てで作るスポルベリーノ仕立てというのも、選択肢のひとつです。

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