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イタリアのツイード生地

ツイード生地というと英国ばかりが注目されますが、イタリア服地にも勿論ございます。
ナポリの名門であるアリストンなど。
1920年に設立されてゼニアと並んでイタリアでは絶大な人気を誇っていて、愛用者も多い。
モットーは「同じ服地を作らない」
毎年多くの魅力的な生地を生み出している秘訣がコレだ
確かにアリストンのバンチブック1つとってみても特徴的だし、色柄も唯一無二が目立つ。
オーダーに慣れている人でもアリストンの名前を知らない人はたくさんいると思う
是非この機会にアリストンでお仕立て下さい!

孫の代まで着れるツイードジャケット

良くツイードの生地紹介に使われる「孫の代まで使える」
そんなに長く使えるのかは不明だけど、実際に受け継いでいる人もいるのではないか
それくらい確かに繊維が強くて耐久性ばっちりなのが手触りで分かる
元々は漁師の為に作られた物なのだから、雨風を凌いでナンボといった所だ
本当にカラーバリエーションが豊富で、防寒性に優れたお洒落着です
ツイードに魅せられる人も多く、愛好家もいますし、ツイードランなんてイベントが定期的に開催されている

ツイードの本場はイギリス

秋冬の装いに欠かせないのがツイードスーツでしょう。
寒冷地の英国が本場なので防寒性が高いので、寒い日本の冬にも嬉しい。
雪が良く積もる地域にはとっても活躍するでしょう!
後染めではなく、染めた糸を何色も使う事でツイード独特の細かな模様が織りなす色柄が出来ます。
1830年代に始まり、ヨーロッパから世界中に広まっていきました。
代表的なブランドがハリスツイードです。
カントリースタイルやノートジャケットを仕立てる時には、是非お選び下さい。
ツイード素材は普遍的なので、流行に左右されずに、お洒落を楽しめるでしょう。

ツイードの色の秘密

スコットランドで誕生して、上流階級の紳士が着用する普段着になる所からスタートします。
1950年代には婦人服に取り入れられて、世界的にブームになります。
シャネルがデザインしたツイードスーツは社会進出していた女性の心を掴んだ
約100年前に日本の岩手にも伝わっていて、ホームスパンと呼ばれています。
昭和の時代を通してツイードの色染めを研究した染織家の及川全三さんは、こんな言葉を残しています。
「派手な色の組み合わせで渋い模様を作る」と。
ツイードはぱっと見とても地味な色に見えますが、近くで見るとたくさんの色で構成されている事が分かります。
何色もの糸を使って紡いで、色柄を作り出しているんです。
とても魅力的に奥深さを感じる所以ですね!

本格的に冬のお洒落を楽しめる季節に

もう暖房器具を使ってぬくぬくと温まっているでしょうか?
外出する時にはハリスツイードの上着なんかを着用して、お洒落を楽しんでいらっしゃるでしょうか?
だんだんと、というかもうツイード素材が活躍していますよね
ジャケットだけではなく、もちろんパンツだってバッグだって小物類まで。
その粗いザックリとした質感と防寒性は、とても魅力的で、クセになり飽きさせません。
コートがなくても上着のみでも温かい。
ロングジャケットにすれば、もう冬の防寒とオシャレは完璧なのでは?と思っています。
1番有名なハリスツイードをはじめ、各ブランドからツイード素材が出ていますよ。

国産ツイードもオススメです!

ツイード素材というとハリスツイードやシェリーツイードといった英国産を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし国産も良いモノです。
素朴でごわっとした物というよりは比較的薄手の物が目立ちます。
だから使い勝手が良いし、スタイリッシュにコーディネートが決まると思います。
まぁ確かにハリスツイードやホーランド&シェリーの舶来生地ネームが付いていると恰好が良いですが
ブランドで選ぶことも大事ですが、やはり気に入った色柄で判断するのが1番。
お気に入りの一着を仕立てるにはツイード素材と一口に言っても色々ありますので
国産や舶来に拘らない生地探しが重要かもしれませんよ。

ツイードジャケットを着用して狩猟していた時代

16世紀以降の英国貴族のスポーツといえばハンティングだろう。
ツイードで仕立てられたジャケットを着るのが定番だった。
いろいろ役立つディテールが施されている
例えばチンストラップは、襟を立てる為の補助的な役割があって、雨が降ったり強い風が吹いたりした時に使います。
あとアクションプリーツは動ききやすくする為の背中に付いている襞です。
エクセーヌなどの別生地が前肩付近に付いているガンパッチは、銃の台座を当てるクッション的なもの。
これがあると一気にお洒落感が増します。
お気に入りのデザインを一つ取り入れるにも良いですし、フル装備するも良し!
是非お気に入りのツイードジャケットを手に入れて下さい。

無骨さ故の防寒力に優れたお洒落なツイードジャケット

通常のウール素材に比べて繊維も硬くてゴワゴワしている。
お世辞にも滑らかな心地良い手触りとはいえないが、その無骨さと着用する度に肌に馴染んでくる感じが堪らなく愛好者もたくさんいる
それはもともとスコットランドの寒い漁師の為に作られたのだから納得いく。
今年もツイードの季節がやってきました。
緊急事態宣言も明けましたし、お洒落着で年末年始を過ごすのも良いでしょう!

ツイード素材の代表的な柄、ヘリンボーン

昨日は関東地方で大きな地震がありました
まだまだ暑い日中が続いていますが朝方と夕方以降は少し寒い感じでしょうか
秋冬の定番素材の1つツイード素材は、今年も不動の人気があります
中でもヘリンボーンは紛れもなく人気の柄ですし、象徴とも言えます。
ニシンの骨のような山形が連なっている柄です。
グレーのヘリンボーンが定番ですが、元々ハンティング用だった事もあってグリーンや茶系統も人気があります。
長い年月で着用出来ますし、また経年劣化してもヴィンテージ物の価値が生まれます。
繊維の油分水分が抜けて、カラッとした風合いも魅力的です

ツイード素材のメンテナンス方法

だんだんと秋らしい涼しさが目立つようになってきましたね
今は雨が降っているのですが、過ごしやすいというより肌寒い感じです
皆さんはツイードのお手入れはどのようにしていますか?
日々のブラシ掛けがやはり大切になってきます。
比較的糸が太いので、隙間に埃が入りやすいので、その日の内に取り除きましょう!
手順としては繊維の流れとは逆にブラッシングして表面のホコリを浮かせ
次に繊維の流れに沿ってブラッシングして生地表面を整えます。
そして静電気防止や消臭スプレーなどを使って仕上げます