昨日は都内でも雪が降ったようですね
かと思えば今日は良い陽気です。
やはり僕は風が強くて雨や雪が降っている時にはツイード素材のジャケットを着用したくなります。
ジャケットと一緒にハンチングを仕立てる方もいて、ツイードは本当に色んなアイテムに採用されています。
やはり一番人気なのはヘリンボーンですが、タータンチェックやホームスパンも人気があります。
個性的で繊細な色使いも魅力的ですよね。
良く見てみると本当に多くの色が使われている事が分かって、なかなか奥深いんです。
何年も愛用すると油が程よく抜けて、ヴィンテージ強くなるのもお薦めです。
ハリスツイードのマーク、ケルト十字について
ハリスツイードの生地ネームを見た事がある方はお分かりになると思いますが
アレの元もとなっているのがケルト十字と呼ばれるものです。
キリスト教のシンボルであるラテン十字と太陽を表している円を組み合わせたものなんです。
大まかに説明すると、自然崇拝を含んだ独自の世界観を持った宗教です。
ハリスツイードに採用されている色柄はすべて島の風景や自然に由来しているのも納得出来ますよね。
地元の美しい自然を愛している職人たちによって織られているのがハリスツイードなのです。
とても神秘的な何かを感じることが出来ると思います。
文化遺産でもあると思います。
ハリスツイードの歴史を1から知る
今年の冬は物凄く寒い気がする。
私が住んでいる地域は比較的暖かい所なんですが、それでも凍てつく寒さといった感じ。
芯から冷えるような。
今回は案外知られていないハリスツイードの歴史を初期から見ていこうと思う。
1846年にレディ・ダンモアさんがお馴染みハリス島の職人にタータン柄のツイードを織らせた事が始まり。
評判が良く、営業熱心であったため、売り上げを伸ばし英国ロンドンでもうられるようになりました。
それから50年後、社交界での需要も増えていくまでになった。
100年後、新しい織り機が技術や、より厳しい品質基準を導入する事で、さらに軽いツイードを作る事に成功して近代化した。
そして今から10年前の2011年に100周年の記念として、ブラックレーベルの生地ネームが作られました。
国産ツイードも良い
ツイード素材というと舶来なかでも英国のイメージありますが、国産も勿論存在します。
歴史ある生地問屋のバンチブックなどにちゃんと載っています。
例えば細井商事の4PLYツイードです。
4本の糸を撚って1本にした4PLYのヴィンテージ感が漂うツイード素材になります。
暑すぎず薄すぎずなので比較的長いあいだ着用頂けるので、ツイード風ビジネススーツをお探しの方にぴったり。
ツイード特有のごわっとした感じはなく柔らかく軽いのも特徴ですね。
大変人気で品切れ多数となっております。
お洒落な防寒着ナンバーワンのツイードジャケット
都内では珍しく積雪しているようでニュースが流れていました
日本と同じような気候で同じ島国であるイギリスで生まれたツイード素材の洋服が活躍しますね。
元々は漁師の防寒具として使われていたツイード素材は、雨風を防ぎしかも丈夫なんです。
寒いとお洒落よりも暖かさ重視したくなりますが、これなら一石二鳥ですよ。
はじめ着用する時には若干ゴワゴワするかもしれませんが、次第に体に馴染んできます。
また長い間使っていると油分が抜けていきパサパサする感じになり、それもまたヴィンテージ物で良い。
自分の体形に合ったツイードジャケット、絶対に満足すると思います!
1960年頃の大人の趣味
ファッション好きなツイード好きな方ならご存じかもしれませんが、ツイードランとても魅力的。
ツイードに身を包みサイクリングを楽しむイベントです。
ツイード発祥のイギリスが起源で、なんと日本でも昔は盛んだったようです。
英国の自転車にツイードジャケットにニッカポッカにベレー帽を被りパイプを燻らすというスタイルだ。
1960年頃まで大人の趣味の定番として親しまれていた。
コロナが落ち着いてきたとはいえ、1人でファッションも愉しめて体も動かせるツイードランは結構お薦めかもしれない。
何故ハリスツイードは王道なのか?
スコットランドでは18世紀初頭から、生産されてきた。
もともとスコットランド地方の家で紡いだ糸で織られたホームスパンだけをツイードと呼んでいましたが
量産できるようになって、機械で織られたものもツイードと称されています。
スコットランドの厳しい環境下に生息する羊の毛で作られているので分厚くざらッとしているのが特徴。
ハリスツイードはツイードの王道と言われているには理由があります。
ハリスツイード協会が品質認定した物しか正規の生地ネームが付かず、その条件が結構厳しい。
まず全て手作りである事。島民の手織りで島内で加工する必要があるのです。
このような条件をクリアしなければならないので、ブランド価値があるんですね。
ホーランド&シェリーのシェリーツイード
オーダースーツに詳しい方はご存じかもしれませんが、ホーランド&シェリーの品質と色柄の豊富さは群の抜いています。
ツイードコレクションもあって、今年一新されました。
ラムズウールを使っていて、ツイードながら柔らかな肌触りが特徴的です。
ハリスツイードに代表されるようなゴワゴワ感やチクチク感はあまりありません。
ラムズウールはメリノウールの中でも更にソフト生後五か月までの毛を言います。
軽くてふんわりとしたツイードジャケットをお求めの方にお薦めです!
ハリスツイード等の素朴な生地感のスーツを一着持っている方には、違いを感じやすいと思います。
イタリアのツイード生地
ツイード生地というと英国ばかりが注目されますが、イタリア服地にも勿論ございます。
ナポリの名門であるアリストンなど。
1920年に設立されてゼニアと並んでイタリアでは絶大な人気を誇っていて、愛用者も多い。
モットーは「同じ服地を作らない」
毎年多くの魅力的な生地を生み出している秘訣がコレだ
確かにアリストンのバンチブック1つとってみても特徴的だし、色柄も唯一無二が目立つ。
オーダーに慣れている人でもアリストンの名前を知らない人はたくさんいると思う
是非この機会にアリストンでお仕立て下さい!
孫の代まで着れるツイードジャケット
良くツイードの生地紹介に使われる「孫の代まで使える」
そんなに長く使えるのかは不明だけど、実際に受け継いでいる人もいるのではないか
それくらい確かに繊維が強くて耐久性ばっちりなのが手触りで分かる
元々は漁師の為に作られた物なのだから、雨風を凌いでナンボといった所だ
本当にカラーバリエーションが豊富で、防寒性に優れたお洒落着です
ツイードに魅せられる人も多く、愛好家もいますし、ツイードランなんてイベントが定期的に開催されている